たった8枚のカードをプレイしてアーサー王の死後の英国に影響を与えていくなんて…
ステキッ!(語彙力
今回レビューするボードゲームは『ザ・キング・イズ・デッド』
そう!「伊豆の王は死んだ」です。嘘です。英語だと分かりやすいですかね。『The king is dead』です!
パッケージも渋い!
いいわぁ〜 騎士とかカッコいいですわよね。ガンダムカラーもイイ!(いや、そう言うとなんか違う感じになるから…
■目次
■『The King Is Dead』の情報
- ボードゲーム名
- The King Is Dead
- ザ・キング・イズ・デッド
- ゲームデザイナー
- Peer Sylvester氏
- テーマ
- アーサー王の死後の英国を舞台にした政治と権力闘争がテーマ。プレイヤーはアーサー王の王宮のメンバーだったかな?
- プレイ可能人数
- 2〜4人
- プレイ時間
- 30〜45分
- 対象年齢
- 14歳以上
今回遊ばせてもらったのは第二版。第二版では、拡張ルールとして初期手札と入れ替えるカードが(3枚だったかな?)入っているんですって。でも今回のプレイはその拡張を使わないで遊んでいまーす。
(ホットゲームズのモノパンさんに遊ばせてもらいました!)
それではボードゲーム『ザ・キング・イズ・デッド 第二版』のレビュー、実際に3人で遊んだ様子をお伝えするリプレイ形式で紹介していきます!
■プレイ準備
まずは各プレイヤーに同じ構成のカードが配られた。
たったの8枚!
そしてこのゲームは8ラウンドで終わる! かといって1ラウンドに1枚カードを出すわけじゃあないのよね! だって1ラウンドに何枚出しても良いんだから!
でも各カードは1度しか使えない! えーっ!じゃあ前半に全部プレイしちゃったら後は見ているだけじゃないのー!
そのとおりなのです!(結構インストを聞いて衝撃を受けました)
さて、メインボードはこんな感じ。
初期のキューブをランダム配置。
これらのキューブは、スコットランド、ウェールズ、ローマンブリテンの各陣営を示しているんだっけかな。
ボード両脇にはエリア決算の順序を示すカードが並ぶ。
1ラウンド目は左上のカードの地域、2ラウンド目はその下のカードの地域…って感じで決算していくの。決算てのはそのエリアのキューブの数を比べてどの陣営がそのエリアを支配したかって判定ね。
勝利条件
ゲームは、これらのキューブを取ったり、移動させたり、あーだこーだして、支配地域が一番の陣営を応援している――最もキューブを持っている――プレイヤーが勝利。
特別な状況で他の勝利条件あるけど、後述しますわね。
■プレイスタート
初期の手元キューブがランダムに配られて、ゲームスタート。
手番ごとにカードをプレイするかを宣言。しないならパス。全員がパスするとラウンドが終わってエリア決算になる。
おっ! 「交渉」というカードをプレイした他プレイヤーさん!
このカードはメインボード脇のカードを入れ替えられる効果。
うわー! 決算の順番が変わった!
初期配布キューブで青が多かったプレイヤーさん、青優勢の一番北の地域を1ラウンド目の決算エリアにしたぞ!
むむむ!思い通りにはさせるかーっ!せっかくなので私も何かプレイしよう!
隣接する1コマと2コマを交換する「謀略」だーっ!
入れ替わってこんな感じ。
エリア決算時に引き分けとか面白そうじゃない? あたし今、推し陣営いないのよね。
そうそう、カードをプレイしたら、任意の地域からキューブを1つ手元に取れるんだったかな。こんな感じで自分の推し陣営が決まっていくの。
次の私の手番、続けて…
「集合」だーっ! この「集合」は、ストックから各色キューブ1つずつ持ってきて、任意の地域に置けるって効果。
いろいろなところを引き分けにしてやるー!
別パターンの勝利条件
なぜ引き分けに持って行こうとしているかというと、侵略による決着を狙ってるから。
エリアが引き分けで終わると、そこには、こんな黒ディスクが置かれるの。
これらの黒ディスクがエリアに置かれると、そのエリアは侵略されてしまったということ。
プレイ開始時には、この黒ディスクはフランスに置かれているのよね。フランスから謎の軍団が侵略にやってくる
黒いチーズケーキ「トゥルトー・フロマジェ」かしら!!
さて、アフォな人はスルーして「侵略による決着」の話。この黒ディスク3枚が全て置かれたらゲーム途中でも終了になってしまい、勝利条件も変更されるの。
侵略による決着と名付けられていて、3色のセットを最も持っているプレイヤーが勝つことになるのよね!
この侵略による決着ルールが、面白さに一役買ってると思うの!
■エリア決算
でも、そうそう思惑どおりにはいかないわよね。1ラウンド目にカードをたくさん使うわけにもいかないし、パス。結果、全員がパスして…
エリア決算!黄色が優勢!
ここは黄色の土地として確定したの。
こうやって黄色のディスクを置いて確定を示すわけ。
8エリア中1つは黄色か…黄色キューブ集めるかな
■中盤〜終盤
さらに進んで…残り3エリア!
黄色2、赤2、青1に。もう侵略による決着は無さそうだわね。
私も引き分けコントロールを諦めて、青推しに。だけど黄色と赤キューブが少しだけ多めの他プレイヤーさん2人によって、こんな状況。今から黄色キューブ集めまくろうかしら。
もし8ラウンド経過後のゲーム終了時に、各陣営が同じエリア数だった場合は、最後に決算をしたエリアを支配している陣営ってことだったので…
「交渉」をプレイして最後の決算エリアを入れ替える私。
青推しの私は…
青キューブがたくさん集まってるランカスターを最後の決算エリアに! ってか今関係ないけど『ランカスター』ってボドゲあるわよね。
■残すカードの選択を間違えた!
そんなこんなで、最終ラウンド。よし!、ここでさらに青を優勢にするためにエリアのコマを交換できる「策略」カードをプレイして…
――って交換すべきコマがなーい!
うわぁ〜 何をやってしまったんだ私はぁぁぁぁっ!
というわけで、何もできないままこのエリアは黄色が勝って…
黄色をたくさん持っていたプレイヤーさんが勝ったのでした…えーん
■感想と通販情報
『ザ・キング・イズ・デッド 第二版』面白いですね〜 古き良き陣取りって感じですが、2015年発売のボドゲなんですね! たった8枚の限られたカードをどのタイミングでどう使うかが、非常に悩ましい。誰と仲良くするかも大事になってくるし! こういうボドゲ、得意な人いらっしゃいそうだわぁ〜
『ザ・キング・イズ・デッド 第二版』、検索してみたら、駿河屋さんに売ってました〜(執筆時点)
ボードゲーム[日本語訳無し] 王は死んだ 第2版 (The King is Dead: Second Edition)
もちろん、amazonにも
The King Is Dead: Struggles for Power in King Arthur's Court
こちらも和訳なしかな?
以上、ボードゲーム『ザ・キング・イズ・デッド 第二版』のレビューでした。あきらびこと、“あっきぃらびっと(@akkiiy_rabbit)”がお送りしました
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