ボードゲーム『スモールワールド』が、オンラインゲームとコラボ!? パッケージ その名も『スモールワールドオブウォークラフト』
(拡張ではなく、これ単体で遊べる「スモールワールド」の別バージョンのゲームと言えばいいんでしょうか)

コラボしているゲームは、World of Warcraft。『ディアブロ』で有名なBlizzard Entertainment社が開発しているオンラインゲームなんだって!アゼロスという世界を舞台にファンタジー種族たちが戦っているんだとか。ちょっと気になるわぁ〜

この『スモールワールドオブウォークラフト』、元祖『スモールワールド』との最大の違いは、2つの陣営が存在して、各種族にどちらかの陣営(または中立)が割り振られていること。敵陣営の種族が支配している土地を取ると、さらにボーナスがもらえる仕様なんですよね!
(hal_99さんにこの情報を教えていただいて、興味がわいてこのボドゲ買ったんですわー)

というわけで今回は『スモールワールドオブウォークラフト』のレビュー。2人で実際に遊んだ様子をお伝えします!

■目次

■『スモールワールドオブウォークラフト』の情報

ボードゲーム名
スモールワールドオブウォークラフト
Small World of Warcraft
ゲームデザイナー
Philippe Keyaerts氏
プレイ可能人数
2〜5人
プレイ時間
40〜80分
対象年齢
10歳以上

ゲームデザイナーのPhilippe Keyaerts氏は、基本の『スモールワールド』はもちろん、当ブログでも大昔に紹介した『オリンポス』なども手掛けているんですよ〜。『オリンポス』も面白かったなぁ〜

■セッティング

今回はツレとの2人プレイ。たぶんもっと多い人数の方が面白そうだけど、2人プレイも参考になるかしら〜。準備するボードは、人数によって使うボードの数が違うのよね。 準備 2人プレイの場合は大ボード1枚と中ボード1枚だったかな。

そして山には山タイルを、先住民的なのがいるエリアには対応するトークンを置く感じ。

これこれ!『スモールワールド』と言えば、この特性(左)と種族(右)との組み合わせシステムが大好きなんですよね! FullSizeRender 並んだ種族は…

  • 沼渡りのコボルド
  • 山岳育ちのオーク
  • レンジャーのゴブリン
  • 守りの堅いドワーフ
  • 農家のブラッドエルフ
  • ビーストマスターのトロール

各プレイヤーに配られた初期のお金は… FullSizeRender 5金。ゲーム終了時にはこのお金を多く持っている方が勝利ね。なんで最初から5金配られたかというと、先ほどの種族の並びから1つ選ぶんですが、下の方を選ぶにはその前の種族タイルに1金ずつ置いていかなきゃいけないんですね〜怖いですねぇ〜(いや怖くはない

■種族選択から初期侵攻!

ツレが先手番。うわっ「守りの堅いドワーフ」を取られてしまった!

すでにお金が乗っている種族も悩んだけど、わたしは農家のブラッドエルフに。IMG_4463 「農家の」は支配している畑の土地ごとに+1点って能力。ブラッドエルフは魔法大好きだから、魔法アイコンがある土地で+1点って子。

ツレはこんな感じで「守りが硬いドワーフ」を配置している! FullSizeRender 5エリアも支配して5金をもらっている。
(スモールワールドは、手番終了時に支配しているエリア数分のお金をもらえるの)

「守りが堅い」の効果は 守りが堅い 支配している畑(黄色いエリア)の周りを誰よりも支配していると、畑に砦っぽいトークンを置け、そのエリアは攻撃の対象にならないんだったかな。なんでぇめっちゃ強いじゃあないか!

さて、いよいよブラッドエルフの配置だっ! FullSizeRender 左の特性タイルには4、右の種族タイルには5と書いてあるので私は9枚のトークンを使えるってこと。

よっしゃー!いざアゼロスへ! FullSizeRender 初期侵攻(配置)には、錨アイコンのあるエリアを支配してスタートするの。

エリアの支配には基本2枚のトークンが必要。それ以外にエリアに置かれているトークン(山とか敵とか)があればその枚数だけ必要。さらに先ほどの錨アイコンのエリアに周囲に自分がいない状態で入るなら+1枚ってな感じ。

3エリアしか支配できなかったけど、あたし農家だから畑ごとに1金、ブラッドエルフだから魔法アイコンで1金、見つけた伝説の地カラザン(黒い塔のチップね)の効果で1金で6金ゲットーッ!!

■早くもバチバチ!

次のラウンド。まずはドワーフの手番。

あ――――っ! FullSizeRender ドワーフが見つけたアーティファクト:ドゥームハンマーを使って3枚ものブラッドエルフを一瞬のうちに倒し、私の土地を!私の土地をぉぉぉぉぉっ!
(敵に倒された場合、そのエリアにいた1枚を除去、残りはプレイヤーの手元に返ってくる)

ドゥームハンマーは、手番に1回トークン1つで地域1つを征服できる効果。前の所有者に2金払うなんてデメリットもあるけど、最初に見つけたツレは誰にもお金払わなくていいんじゃーん!ずるーい!負けるぅぅぅ

さて、私の手番。うぉぉぉぉ!よくも我が初期領地をぉぉぉ! FullSizeRender ドワーフが新たに取得した土地へ侵攻!「あの畑にはオラが友達もいたんだーっ!」
(ドワーフは敵陣営――トークンの右下のアイコンで識別――だったので撃退したことで1金がゲットできる。冒頭で紹介した陣営のルールね)

■衰退して新種族を!

さて、ツレの手番で先ほど侵攻した土地をドゥームハンマーであっけなく支配されてしまった私。

ブラッドエルフにもう未来が無いと判断し… FullSizeRender 早くも衰退!
(スモールワールドでは衰退という選択肢を取ることで、今の種族の特性を捨て裏返し、次の手番に新しい種族で始められるシステムがあるのです!)

衰退した種族の支配地からもお金がもらえるのがお得よね〜。と言っても、憎きドワーフのせいで支配地めっちゃ少ないけど!

次の手番、新しい種族選択! FullSizeRender 私はビーストマスターのトロールを選んだ!

ビーストマスターは自分が支配する丘エリアの数だけ獣トークンをゲットできて、それを種族トークンとして扱えるの(詳細割愛)! ブラッドエルフはトークンの少なさに苦労したので〜

ツレも衰退して新しい種族を選びエリアを広げていたので侵略! FullSizeRender ええい!行け!ホワイトタイガー!

そんなこんなでトロールを使って結構領地広げられた感じ。ビーストマスターはなかなか良かったわ〜

■終盤の攻防

話を飛ばして終盤。悩みに悩んで最後にもう一回衰退。二度目の衰退では最初に衰退した種族のトークンは場からなくなっちゃうんだけどね。

最後はレンジャーのゴブリンを選択。たくさんお金も乗ってたしね! FullSizeRender ゴブリンは爆弾を置ける能力があるけど使わなかったので割愛!「レンジャーの」は単純に支配する森ごとに+1金ね!

ふはははー!ついにドゥームハンマーがあったエリアを支配したぞー FullSizeRender 誰にも渡さないっ このドゥームハンマーはもう誰にも渡さないんだからねっ!

えっ なに? 勇者って、なにぃぃぃぃ――― FullSizeRender ――あんなにいたゴブリンが一瞬でぇぇぇぇぇ!あたしのドゥームハンマーがぁぁ!

「勇者の」は手番に1回勇者トークンを任意の地域に置くことでコスト無しで支配できる。防御の際には種族トークン1として数えるけど―――ってか、なによそのチート能力はっ!!

ゲーム終了

そんなこんなで、あっという間の12ラウンド(2人プレイのラウンド数ね)が終わって最終得点計算。『スモールワールド』シリーズは得点計算が簡単なのも良いわよね。今まで獲得したお金を合計するだけ!私は… FullSizeRender88点!

まさかのツレも88点で同点!!!
(同点時の勝敗の決め方は説明書に書いてあった気もしましたがお互いに険悪にならないため確認しないことにしました)

■感想と通販情報

『スモールワールドオブウォークラフト』いいですね〜 2人プレイでも楽しめました〜。途中でも書いてますが、私は特性と種族の組み合わせが大好き 組み合わせを見て、有利なのはどれかを考えるのも楽しいですし、フレーバー的にその種族がどんな姿なのか、どんな文化をもっているかなど想像しちゃうとたまりませんわーっ!

『スモールワールドオブウォークラフト』、私は駿河屋で買いました〜。リンク貼っておきますね(執筆時点)

ボードゲームスモールワールド・オブ・ウォークラフト 日本語版 (Small World of Warcraft)

以上、ボードゲーム『スモールワールドオブウォークラフト』のレビューでした。あきらびこと、“あっきぃらびっと(@akkiiy_rabbit)”がお送りしました



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