えっ!? 四国にある空海ゆかりの寺院88か所を巡る「お遍路さん」テーマのボードゲーム!? しかも作ったのは外国人のゲームデザイナーさん

そんなボードゲームの名は… パッケージ表 四国(Shikoku)

■目次

ページ内の目次です。クリックするとその場所に飛びます。

■1番になっちゃいけないゲームなの?

ボードゲーム『四国』ではプレイヤーはお遍路さんをする巡礼者となります。節度を求められているので、1位になっちゃいけないんです。なんのこっちゃいって感じですが、要は誰かがゴールにたどり着いた時に2番目と最後から2番目のプレイヤーが勝ちのゲームなんです。

プレイ可能人数などの情報

  • プレイ人数:3〜8人
  • プレイ時間:30〜40分
  • 対象年齢:8歳以上
  • ゲームデザイナー:エロイ・プパダス氏

グループSNEから日本語版?(和訳付き版?)が発売されています!

どこで遊ばせてもらったか

Cafe戸田日和lab.での第2回ボードゲーム&スパイスカレーパーティーで、ニッシーさんに遊ばせてもらいました〜
この時作ったスパイスカレーは、カレーブログの方にいずれアップするかもでーす

■準備

今回は7人でプレイ。各プレイヤーに3枚のカードが配られた。 私の手札

場には中央ボードと、プレイヤー人数分のカードを山札から並べ、カードの上にプレイヤーカラーのミープルをランダムに置いていく。 Photo これで準備完了みたい。

そして、今ミープルを置いたカードに描かれた草履の数だけ、中央ボード上のミープルを進める。 中央ボードの写真 こんな感じになった。ちなみに私はターメリック色の黄色さんです

ゲームの終了条件と勝利条件

ゲームの終了条件
先ほどの写真に写っている中央ボードの、むこーうの方に見える鳥居マス(33段目のマス)に誰かのミープルがたどり着いたら
ゲームの勝利条件
ゲームの終了時に前から2番目と後ろから2番目になること

勝利条件は、プレイ人数によって変わると思いまーす。上記は今回の7人プレイでの勝利条件

■3枚の手札から1枚を出すだけ

準備で出したカードを小さい順に並べ… Photo その先頭(左側)のプレイヤーから順番に手札のカードを1枚出す。

そうそう、たしかカードは1〜33だったかな。それぞれ1枚ずつしかないんだって。

出されたカードもまた小さい順に並べ… Photo こんな感じに並んだ。私が出した21は、後ろから2番目になった。

全員がカードを出し終えたら、それぞれミープルの下にあるカード(要は自分が出したカード)に描かれている草履の分だけ自分のミープルが進むの。

ただし! 小さい順に並べたカードの前(左)から2番目と、最後(右)から2番目のミープルは進めない! Photo というわけで、前から2番目だった赤さんと、最後から2番目だった私(黄色)は、動かず、他プレイヤーさんたちのミープルは草履分進んだ。

おっ? 私のミープル後ろから2番目だからこのままいけば、勝ちじゃね?
赤さんを動かさないようにして、自分もあまり進みすぎなければいいんじゃない?なんて戦略が思い浮かぶ。

さてミープルが進んだ後の処理は、一番小さい数字のカードとその上のミープルが、列の最後に移動。 Photo そのプレイヤーだけ、山札からカードを1枚引き手札にする。それ以外のプレイヤーは、上段に並んでいるカードのうちから、カードを1枚選んでもらっていく。1枚余ったカードが除外される。

左側にミープルがある人から選べる。ってなわけで私は最後から2番目に選べるってか、ほぼ残り物やね

■あとから出すと好みの位置に

そして次のラウンドはこんな感じ。 Photo なんとなく後ろから2番目で動かないといいなぁ〜と思って出した20のカードが、ちょうど後ろから2番目に

あ、でも赤さんに抜かされたら…と思ったけど、赤さんは6というかなり小さい番号を出したにも関わらず、3を出したプレイヤーさんがいて、前から2番目に。あーんしん

そんな感じでプレイは進んでいき、進もうとしても2番目に追いやられたりして進めない赤さんのおかげで、ずっと最後から2番目の位置な私。う〜んターメリックッ!(何その掛け声 Photo

まだ準備位置から1歩も動いていない赤さんについて、「四国の地をまだ踏めていない」「うどん食ってるる」とか言いたい放題で盛り上がっている 楽しい

こちらはカードを獲得しているシーン。 カードを取っているところの写真 カードを選びたいなら小さい数字を出した方がいいんだけど、あとからカードを出したいなら大きい数字を出した方がイイんだよなぁ…

さらに動きたくないのかとか、草履が多めがいいのか少なめがいいのかなど、カード選択が良い意味で悩ましい。次の次の回とかを考えてカードを取っていく必要がありそう。

あと他のプレイヤーさんが取って行くカードを覚えていると良さそうだけど、あたしゃ無理

■安心からの急展開

さてプレイは進んだけど… Photo Photo 相変わらず動かない左から2番目の私と、右から2番目の赤さん。

その後… IMG_5885 赤さんが進んだけど、私も進んだので、私にとっては凄くイイ感じ。 前から2番目を目指しているプレイヤーさんも多いみたいだし

なんて安心していたら、黒さんがボソッと「後ろに合流するべきか、戦闘集団に行くべきか悩む」と。私の後ろに行こうってことか。それはまずいな…

ああああっ! 赤ミープルが黄色ミープルを抜いたところ 一気に進んできた赤さんに抜かされてしまい、ペケになる私。動こうと思った回に動けなかったんだよね…ヤバい…黒さんを気にしている場合じゃなかったし、赤さんがうどん食ってると思って安心してる場合じゃなかった 赤さんってば、きっと通常の3倍の速(

■戦いとはいつも二手三手先を

徐々に全体が鳥居へと進んでいき、いずれ誰かがゴール――お遍路終了――してしまうだろうって終盤。

赤い彗星の異名を持つ赤さん――誰もそんなこと言ってない――に抜かされてしまった私だが… Photo 手札にはたくさん草履の描かれたカードがある!

専用機がなんだ! 通常の3倍のスピードがなんだ!
(このボードゲームにはそんな仕様ありません。そんなこと書いてるとまた検索順位下がりますよ)

そして一気に進むため草履の多いカードを出した私。 Photo 私が進んでも、赤さんもたくさん進むので追い付けない 赤さんは計画的にカードを集めていたんだ! あぁ脳内に!脳内に赤さんの声が聞こえてくる!

「戦いとは、いつも二手三手先を考えて行うものだ」
(現実の赤さんはそんなこと言ってません)

か、確実にあと1〜2手番で終わってしまう…追い抜かねば…最後から2番目になって勝利するために、追い抜かねば…

■ゲーム終了

そして誰かがゴールしてしまいゲームが終了するであろうラウンド。
ワンちゃんかけて一番進むカードを出すしかないっ なんとぉー IMG_5890 ピトッ

「ねぇ? うどん美味しかった? さんざんペケ争いしたんだし、もっとお話聞かせてよ」ってな雰囲気で赤さんに寄りそうターメリック色のわたし。 Photo あと1ラウンドあるかもしれない可能性にかけて、一番進めるカードを出したら、赤さんと同じ段に止まってしまったの。

同じ段にいるミープルは同じ順位扱いなので、一番後ろにいるのは私(黄色)と赤さんということに。

というわけで、勝ったのは先頭から2番目の白さんと、後ろから2番目の黒さんでしたぁ〜。
道連れになって負けてしまった赤さん、ごめんなさい

■感想と通販情報

ボードゲーム『四国(Shikoku)』、多人数プレイが楽しそうです! きっとカード取得とか、カードプレイとか、しっかり考えてプレイすれば戦略がありそうな気がします。最初にしても最後にしても、なかなか2番目って難しいんですね。

『四国(Shikoku)』、検索したらamazonに売ってました〜(執筆時点)

四国

以上、“あっきぃらびっと(@akkiiy_rabbit)”でした