ええ。私たちは3人で集まって、トリックテイキングと呼ばれるジャンルのカードゲームを遊ぶことになりました。ええ。確かに3人だったのを覚えています。
それは、最初の人が手札からカードを1枚出した時でした…
最初が、黄の9!
その隣が、黄12!
さらに隣が、黄3!
最後手番の私が、黄13!
やったー!
数が高い私が勝者だーっ!
………
おわかりいただけただろうか……
手札全公開の4人目がいることを…キャー
はい!そんなわけで今回は、一定のアルゴリズムに則ったロボットが4人目として参戦してくるトリックテイキングゲームをご紹介!
私あきらびも大好きなこのボードゲームの名前は…
『ロボトリック/Robotrick』
『ロボトリック』は、数年前にゲームマーケットでThe Game Gallery Worksより頒布された、3人専用のトリックテイキングのゲーム。
その後、再販がず〜っと待たれていたのですが、なんと…
「コロコロ堂」から、新版が発売されることに!
というわけで今回は『ロボトリック』のレビュー!実際に遊んだ様子がわかる【リプレイ】で紹介いたします!
(旧版からは箱・カードサイズと説明書の変更のみで、ルールやアートワークに変更はないとのことなので、私あきらびが持ってる旧版を使って遊んだ時の様子をレビューしています。新版のパッケージについては次の章に!)
■目次
■『ロボトリック』の情報
- ボードゲーム名
- ロボトリック
- Robotrick
- ゲームデザイナー
- ドミッチさん
- プレイ可能人数
- 3人
- プレイ時間
- 30分
- 対象年齢
- 10歳以上
コロコロ堂版のパッケージ
コロコロ版のパッケージはこちらっ!
ほとんど変わりなし!箱とカードのサイズが少し小さくなっているとか。
(コロコロ堂に置いてあったものを許可を得て撮影させてもらいました)
アートワークは、decoctdesign、ディベロップは、youtubeボードゲーム動画The Game Galleryのhal_99さん!
トリックテイキング
ちなみにトリックテイキングと呼ばれるゲームは、1枚のカードをそれぞれがプレイするミニゲームを繰り返すの。このシステムには、様々なルールのゲームが存在して、この『ロボトリック』では、数字が強いほうがトリックに勝ち、マストフォロー(最初に出されたスートと同じスートを出す)、切り札あり(他のスートに勝つスート)というルールね。
(トリックに勝つ=ゲームに勝つとは限らない)
上は、私の経験での説明ね。まあきっとネットの海にはトリテ詳しい方が、凄い詳しく書いてくれていると思うので探してくだされ〜
■準備
カードの構成は4スートで各スート1〜13。
全てのカードをシャッフルし、そこから3枚を除外、1枚を切り札を決めるために出す。
今回は青が切り札ってこと。ロボットのアルゴリズムを決めるカードもランダムに1枚出す。おっとフォローの時に強いカードを出してくるというロボットに恐れおののいて震えてしまった
(素直に手振れを認めたほうがいい)
残りの手札は、4人に配りきり。あ、間違えた!3人とロボットに均等に配るの。配られたら人間たちは…
2枚を左隣の人間に渡す。これが悩ましいのよね。単にトリックに勝てなそうなカードを渡せばいいってもんじゃないの。
ちなみにロボットの手札は全公開!
「ちょっと手札見せてみろよ〜」って、いじめているわけじゃあないのよ。ロボットが出すカードが勝敗に影響するし、公開しないとロボが何を出すかが判定できないので重要なの!
■プレイスタート!
冒頭で紹介したトリックを取った私からカードを出す。
赤の13を出してみた。赤のスートでは最強カード。切り札が出て来ちゃったら負けだけど、最初が出した人のスートに従うルールがあるので、手札に赤がある限り、皆赤を出さなきゃいけない。
ってなわけで…
こんな感じに。ロボットは今回、フォローできる(同じスートを出せる)時には、数字が高いカードから出してくるアルゴリズムなので、赤の10を出してきた。
このトリックは私が勝った。勝った人はロボットが出したカードを得点として貰える!
(10〜12は10点。1〜9はそのままの点数。最強の13は何と15点!)
じゃあロボが出すカードを予測して、トリックに勝っていれば、どんどん点が入るのね!!
いいえ…加点になるのは…3枚...たった3枚だけなのです…
■減点要素
調子に乗って勝ち続けていると…
すぐに加点になる3枚が終わり…
4枚目のカードがやってくる…
4枚目に取ったトリックのカードは裏向きにしてマイナス点。
ロボットが勝ってしまった
さらに悲惨なことに…
ロボットがトリックに勝った場合は、人間たちがプレイしたカードはそのままマイナス点として出した人間の元へ
■ゲームは3ラウンド
というわけで1ラウンド目が終わった私の点数は…
たったの3点…
(上が加点で下が減点だったカードね)
この『ロボトリック』は3ラウンド制。ロボットが次の場所へ移動し…
ロボのアルゴリズムを決めるカードも新たに引かれる!
おっ!今度はフォローの時に低いカードから出してくるのか。フォローできない時にも。
改めて手札が配られて…
隣に2枚渡すこととか、全て1ラウンドと同じ流れ。
この2枚渡すのが非常に大事だと分かっているんだが、何を渡せば良いのだーっ!悩ましーっ
2ラウンド目が終わって得点計算をしたら、最終ラウンド。同じようにロボットが移動してアルゴリズムも変わる。
手札が配られてムムムム…
最終ラウンドが終わって、私は…
たった13点で勝利〜
2位が12点、3位はマイナス30点超えていたような
■感想と販売情報・関連動画
手札見え見えのロボットが出してくるカード、高い数字は加点のうちに欲しいし、低い数字はむしろいらない。3人全員がそんな思惑でカードをプレイすることによる読みあいや「ぎゃー!」が楽しいんです〜
上手く高得点のカードを加点でゲットできた時は超嬉しい
たまにロボットが強くて勝ち続けるラウンドがあったりするけど、皆で励まし合いたい感じでそれはそれで傷を浅くするためのカードプレイに苦心して楽しい
たしかトリックテイキングがまだよく分からなかった頃に、この『ロボトリック』のテストプレイに参加させてもらって「トリテ、面白いかも!」と思ったような。珍しいケースかもしれないけど私はこのゲームを繰り返し遊んでトリックテイキングの理解が深まったような。ロボットの手札公開なのでなんかわかりやすかったのよね。
新版『ロボトリック』、コロコロ堂さんがゲームマーケット2023春に少量持ち込むみたいですよ〜
\🤖待望の再販🤖/
— コロコロ堂 ➡ 5/8〜5/10は臨時休業 (@korokoro_dou) April 21, 2023
再販希望の声も多かった"3人専用"の傑作トリテ『ロボトリック』をコロコロ堂から発売します✨
旧版からは箱・カードサイズと説明書の変更のみで、ルールやアートワークに変更はありません!
4人目のプレイヤーであるロボットの法則性を利用して展開をコントロールしましょう🤝 pic.twitter.com/dzcyff6gFZ
一般発売後の通販情報等出ましたら、追記しますね!
The Game Galleryの紹介動画(元版)はこちらっ
以上、ボードゲーム『ロボトリック』のレビュー【リプレイ】でした。あきらびこと、“あっきぃらびっと(@akkiiy_rabbit)”がお送りしました
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