
自然を元に戻すことがテーマの陣取りボードゲーム『リネイチャー』のパッケージはこんな感じ。
おお〜 自然の力を感じます
というわけで今回は『リネイチャー』のレビューを【プレイログ・リプレイ】形式でお送りいたします!
■目次
■『リネイチャー』の情報
- ボードゲーム名
- リネイチャー
- Renature
- ゲームデザイナー
- Wolfgang Kramer氏
- Michael Kiesling氏
- ゲーム概要
- テーマは、汚染された渓谷の自然を元に戻すこと。プレイヤーは動物を呼んだり、植物を植えなおしたりして勝利点を獲得します。
- プレイ可能人数
- 2〜4人
- プレイ時間
- 45〜60分
- 対象年齢
- 8歳以上
- 日本語版発売元
- ホビージャパン
Wolfgang Kramer(ヴォルフガングクラマー)氏と言えば、『ニムト』や『エルグランデ』、『カッラーラの宮殿』など数々のボードゲームを手掛けているデザイナーさん! これは期待できますね!
『カッラーラの宮殿』についてはこちら
さて、話を『リネイチャー』に戻してっと。概要はお伝えできたので実際にプレイした時の流れを紹介していきますね!
■準備の様子
各プレイヤーには、ドミノ牌が配られる。プレイ人数によって配られる枚数は違いそうだわよ。まあ可愛い動物たち!
…か、可愛いかなぁ…。ちょっとヌメヌメ系に偏ってるような…うん可愛いってことにしておこう。(ちゃんとこれ以外にも動物出てきます)
プレイヤーの手元には個人ボードが。
個人ボード上には4種類の形の植物コマが配られた。
私は白。
白い悪魔と呼んでいただいてもかまわないっ
あ、茶色いコマは、中央ボードに置くことができるお邪魔コマで、他プレイヤーさんのボードにも同じように配置されてる。
■プレイスタート
まずは配られたドミノからランダムに3枚引く。
これが手札。いや手牌というべきか。
私がスタートプレイヤー。最初から3点もらった状態でスタートだった。2番手が2点、3番手が1点。これは……俗に言う「スタP不利」なゲームなのでは!?
そんなことを考えながら、ドミノ牌を手に取り、置いてみた。
ドミノ牌を置ける場所は、二重線で囲まれた初期マスか、他のドミノ牌の隣。
他のドミノ牌の隣に置くときには同じ動物に隣接させなければならない!
ちらっと大事なこと言ったけど、この時には初期マスに置いたのであまりかんけいないやね
ドミノを置いたら、次は置いた牌に隣接する茶色マスに植物コマを1つ置ける。もちろん自分のボードにあるコマね。
とりあえずよくわからないので、無色のコマを置いてみた。そそ。お邪魔コマって書いたやつね。
植物コマを置くと勝利点が入る。この時は1点。そのエリア(連続した茶色マス内)にある植物コマとの兼ね合いで点数が決まる。詳細は後述。あと茶色エリアを封鎖した場合にも得点計算が入るけど、これも後述ね。
これで手番終わり。あ、手番の最後にドミノ牌1枚引いて手牌は常に3枚って感じだったかな。というわけで手番の流れをまとめると…
★手番の流れ
- 手札のドミノ牌を1枚ボードに置く(置かないで捨てることも可)
- 置いたドミノ牌に隣接する茶色スペースに植物コマ置ける
- 植物コマによる得点ゲット
- 茶色エリア封鎖(があれば)による得点計算
- ドミノ牌を1枚自分のストックから引く
簡単でしょ
■植物コマがすでにあるエリアの得点
さて、他2人の手番。オレンジさんがドミノ→植物コマ置いたあと、黒さんがドミノ→1段階大きい植物コマ置いた。
もちろんドミノ牌は、同じ動物を合わせてる。この場合、リスさんとリスさんで合わせた感じ。
さて、こんな感じで他の植物コマがあるエリアに、植物コマを置いた時の得点は、「今置いた植物コマ以下の価値のコマ数」×1点だったかな。というわけで、黒さんは自分のコマで1点。すでに置かれていた植物コマで1点の計2点
現在の得点こんな感じ。
白のアタシが一歩リード。って、スタPで3点もらったって、すぐに追いつかれちゃうじゃないのよーっ!
■エリア封鎖!
その後、私は封鎖得点の良い、下の方に伸びていこうとまっしぐら。猫まっしぐら。
亀まっしぐらだった(亀牌置いてるので)
あ、そんなことより茶色エリア封鎖した場合の得点は、それぞれのエリアに置かれているヒマワリアイコンの数字。2つ書いてあるんだけど、上が1位、下が2位ね。
ちなみに封鎖とは、茶色いエリアをドミノ牌でぐるっと囲むこと。もうこれ以上ドミノ牌がおけない状態って意味で(だから1マス空いていても良かったりする。あと斜めは関係なかったりする)
封鎖目指してどんどん下に向かって頑張る。
とりあえずこの真ん中の4点のエリアを囲んで封鎖したい。
よし! ここで必殺技だーっ! 雲を3つ使って、追加でドミノ牌を1つ置くぞーっ!
雲アクションというフリーアクションがあるのよね。個人ボードに配置された雲トークンを使うの。詳しくは後述。
ドミノ牌を2つ置けたことで…
封鎖! レインボーブリッジ封鎖だわっ!
(意味が分からないことは気にしないでください)
★エリア封鎖後の流れ
- エリア内の各色植物の価値を合計する(小さいほうから1〜4)
- 合計価値が同値だったものは相殺され、いないものとして扱う
- 順位によってエリアに示された点数を貰う(独占だと確か1位2位点両方ゲット)
- エリアを封鎖したプレイヤーがエリアに置かれていた得点タイルを貰う(裏に得点が書かれてる)
■雲アクション
その後、プレイヤーたちの争いは続く。植物テーマだけど、ほのぼのしてない!?
うわー! 私が3価値で唾を付けているエリアに、黒さんの4価値の植物がーっ!
しかも黒さん、雲を2つ使って…
特定の動物をワイルドにできるジョーカーアイコンを動かして…
このエリアを囲うように伸ばしてきている!
ぐぬぬ…優位なうちに早く封鎖して決算しちゃおうということだな!
そうはさせない! …と2の価値の植物コマを追加。さらにダメだった場合のことも考えて、目先を変えて……
一番大きい13点のエリアにいち早く唾を付ける!
1価値の草を回収!
雲アクションって、こんなこともできるのよね〜。あ、雲アクションについて、まとめておかなくっちゃ。
★雲アクションの種類
- 雲2つ:ジョーカー動物の変更
- 雲3つ:もう1手番プレイ(ドミノ牌もう1枚置ける)
- 雲1〜4つ:自分の色か無色の植物コマを個人ボードへ戻す
ね。いろいろできるでしょ? でも曇って最初は6個しか持ってないのよね。エリアに少しだけ落ちてるけど。
■終盤の攻防
うーむ…引き牌が良くない…
終盤になると置ける場所が限られてきて、動物同士を合わせないといけないルールがより効いてくる。
いったいどこが封鎖されてなくて、どこをどうすればより点数を取れるのだ…
等と考えながらボードをじっくりと見たりする場面も増える。
…って! あたし無色コマしか残ってないじゃん!!
ここで重要なルールをお伝えしよう。
個人ボード上の植物コマは、ゲーム終了まで手元に残して置いたら…
価値分のマイナス点!!
やばい!
どの行動が得点が高いのか分からなくなってきたーっ! と脳内で叫んでいたら、あー! あたしが真っ先に唾をつけた13点のエリアが邪魔されている!
私が独占していた13点のエリアに無色のコマを置かれたの。エリア内で等価値になってしまった色は存在しないことに! 無色も同様!
ぐぬぬぬぬ! ならば、雲アクションで追加で既に決算が終わったエリアからもってくるぞー! 手番が足らないので個人ボード上の無色コマは残ることになるがな!!
ぐぬぉぉぉぉぉ
オレンジさんが! わざわざ自分が得られる得点を諦めてまで、無色コマを置いて邪魔しに来たーっ!
そして全員ドミノ牌を置ききって、ゲーム終了ぅぅぅ〜
■最終得点計算
閉じなかった各エリアの得点計算を行う。残念ながら13点もらえなかった私。
13点を頑張るために、コマも残してしまった。マイナス3点。封印特典のチップも1枚しか持ってないし…
あ、隣の黒さんはこんなに持ってる!
という感じで、最終得点計算は…
- 封鎖されていないエリアの決算
- 個人ボード上に余った植物コマの価値分マイナス点
- 手持ち封印タイルの裏面の得点もらえる
- 個人ボード上の余ってる雲トークン1枚ごとに1点
■感想と通販情報
『リネイチャー』良いですね〜♪ あたしは惨敗でしたが。これ目立っちゃいけないゲームですわね。無色コマの使い方や、いろいろできる雲アクションを駆使すると、いろんな戦略が生まれそうな気がします。「ぐへへ…ここの封鎖で〇〇点だぜぐへへ」なんて思っていると絶対に邪魔されますので気を付けてくださいませ
ボードゲーム『リネイチャー』は、amazonに売ってまーす
ホビージャパン リネイチャー 日本語版
駿河屋には中古もありましたよ〜
ボードゲームリネイチャー 日本語版 (Renature)
以上、ボードゲーム『リネイチャー』の【プレイログ・リプレイ編】でした。あきらびこと、“あっきぃらびっと(@akkiiy_rabbit)”がお送りしました
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