箱絵から全くゲームの内容が想像できない…
この『プエブロ』をプレイした後ならわかる。箱絵のあの人は我らの建築資材をチェックする監督!あの、最後に本気を出す鬼監督なのだ!
はい。なんだか分からないですよね〜 とにかく今回はボードゲーム『プエブロ』のレビュー。実際に遊んだ様子をお伝えする【リプレイ】形式でお伝えします!
■目次
■『プエブロ』の情報
- ボードゲーム名
- プエブロ
- Pueblo
- ゲームデザイナー
- ミヒャエル・キースリング(Michael Kiesling)氏
- ウォルフガング・クラマー(Wolfgang Kramer)氏
- プレイ可能人数
- 2〜4人
- プレイ時間
- 60分
- 対象年齢
- 10歳以上
- 発売年
- 2002年
デザイナーのMichael Kiesling氏は、名作ボドゲ『アズール』のゲームデザイナー! Wolfgang Kramer氏も『エルグランデ』『ニムト』『カッラーラ』など、数々の名作を生み出しているデザイナーさんで、クラマーが好きなボードゲーマーも多いんですよね
なるほど、この二人組のゲームデザイナーのボドゲだったのかー!どうりで面白いゲームだったわけだ!
(わったるさんに遊ばせてもらいました!)
それではリプレイ、スタートです
■コンポーネント
今回は4人プレイ。それぞれに謎のパーツ…建築資材だったかな?が配られた。
ほら、謎でしょ?
メインボードと得点ボードはこんな感じ。
メインボードは右側の方ね。置かれている謎パーツは気にしないでください(インストの写真なので)
配られた謎パーツは、中立の資材(クリーム色)と、違法資材(自分の資材)を組み合わせて準備しておく。
こんな感じ。自分の手番にこれらの資材を1つメインボードに置くの。右から順に使っていくのがルール。最初は違法資材。2手番目は違法資材か中立資材。3手番目は2手番目に使ってないほうを使う感じ。
こんな感じで全員が9つの資材を置き終わったらゲーム終了って感じ。
■資材を置いて監督を進める
私は2番手。まずは、スタートプレイヤーさんの番。
こんな感じで違法資材をどこでもいいから置いて、監督(白駒)を時計回りに1〜4歩進める。
資材を置くときに重要なルールがあって、一部でも浮かせてはいけない。要は1階が駐車場で2階が出っ張ってる一軒家みたいな置き方はできないってこと(伝わりづらいですな
監督に違法資材が見つかるとマイナス点になってしまうんだけど、詳細はこの後ね。写真では違法資材丸見えだけど、あの状態だと監督からは見えていないんだって。
さて、私(赤)の手番。早速違法資材を置かなければいけない。
写真のように資材を置いたら監督を時計回りに1〜4歩動かす。私は1歩動かしたんだったかな。
監督が動いた後、監督から見て、内側の一直線上を確認する。そこに違法資材が見えていれば、マイナス点なの。
ちょっとわかりづらいので、数手番後の写真を。
監督はこんな感じで真ん中に向かって真っすぐ見る。
監督の視線の先に、違法資材(プレイヤーカラーの資材)が見えていたら、そのプレイヤーは、高さに応じたマイナス点!
1階に見えていればマイナス1点、2階ならマイナス2点、3階ならマイナス3点…という感じ。
というわけで上の写真では、水色さんの違法資材が2階部分に見えるので、マイナス2点!
この『プエブロ』は、こんな感じで監督から見えるマイナス点を計算していき、ゲーム終了時にマイナス点がいちばん少ないプレイヤーが勝利ってボドゲなの!
というわけで、監督を動かすときは、自分がマイナス点にならず、他プレイヤーさんがマイナス点になるように動かすってわけさ!あぁ…ボードゲーマーの皆さんの不敵な笑いが見えるわ
■だれかオレの違法資材を隠してくれ!
資材は微妙な形をしているので、なかなか監督に見つからないように置くのは難しい。中立資材で上手く隠せればいいんだけど、なかなかそうもいかないのよね。
さて。手番が進んで、紫さんが…
1階2階と見えているので…マイナス3点!!
私(赤)は今のところ上手く隠れているわ!私違法資材なんて使ってませーん!
手番が進んでこんな感じ。
監督は時計回りにしか動かないので、通り過ぎたところに違法資材を置けばしばらくは安心。
手番が回ってきたときの監督の歩数も重要!次以降の手番の人が動かす監督歩数をなんとなく計算して、うまく自分が被害にあわないようにしたり。
危ないところで自分の手番に回ってきたので、無事私の違法資材を監督が通り過ぎた。ふぃ〜危なくマイナス2点だった
■監督が角に止まると…
現場監督なのに直線しか見ないなんてウケる笑
いや、そんなに世の中甘くない。伊達に50年現場監督やってないわよー!って監督の声が聞こえる(妄想です
監督を角で止めた時。いままでと違うチェックが入る!
この時だけ、そのエリア(その角から近い)4×4マスを真上から見て、マイナス点計算。1マス1点ね。この時は階数関係なし。ってか監督、なんで角だと上から見れるんだ?櫓があるのか?タケコプターなのか
!?
まあとにかく、このエリア、私(赤)の資材は無し!違法資材なんて使ってませーん!
プレイ終盤、4階建てにしてマイナス4点はキツイので、どんどん広がって行っちゃう資材。
監督に見つかるの覚悟で、外周に置かなきゃいけなくなった私...違法資材がバレてしまった…
(私はこれでだいぶ失点)
■えっ!?最後に総点検!?
全員が全ての資材を置ききってゲーム終了!
この時点での得点はこんな感じ。私はマイナス11点で一番失点が少ない!
えぇ〜?みんなそんなに違法資材使っちゃってたんですかぁ〜
なんて調子に乗っていると、監督が言った。
「今から、全ての列をチェックするぞ!全てのだ!」
私は耳を疑った。ダメな現場監督だと思っていた。なんてことだ…私の人生が…終わったかもしれない…誰か、誰かあの鬼監督を身動き取れないようにしてくれ!
はい。私の妄想は置いといて、ルール的には、全ての資材が置き終わると、監督が1マスずつ進んで、全ての違法資材をチェックするって話です。もちろん角でタケコプタァ〜も忘れない監督!
いやぁ〜この最後の監督処理がキツイ
あんなに失点が少なかった私も、鬼監督に違法資材を見つかり失点を重ね…
マイナス33点で敗北ぅぅぅ
勝ったのはマイナス32点の青さん!1点差!おしいっ!そして、最後の盤面をパシャリ。
みんなが自分の違法資材を見えないように中立資材を苦心して置いているのが分かって楽しい
■感想と通販情報
ボードゲーム『プエブロ』、ままならない形のパーツを隠す難しさを学びました。そしてダメだと思っていた監督の恐ろしさも…笑
テーマも良いし、システムも良いですね。他プレイヤーさんの配置によって上手く自分の違法資材が隠れてくれたり、逆に自分のために誰かを隠す結果になったり。そのあたりの他プレイヤーさんとの関わりも楽しい
ボードゲーム『プエブロ』、検索してみましたが…駿河屋さん売り切れ!復活願って商品ページ貼っておきますね。
以上、ボードゲーム『プエブロ』のレビュー【リプレイ】でした。あきらびこと、“あっきぃらびっと(@akkiiy_rabbit)”がお送りしました
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