みんなで小説書けたら楽しいわぁ!
私あっきぃらびっとは、ボードゲームリプレイを小説風に書いちゃったりするぐらい、小説スキー
(小説風記事については最後にリンク貼りますね)
まあそんなわけで「みんなで小説が連作できるゲームがある」なんて聞いたら、目がハートになってしまうんですわな
■目次
- 「じゃれ本」ってどんなゲームなの?
- 題名を決める
- いよいよ執筆開始
- 常に前1ページしか見えない状態で書く
- すでに回ってきた小説が回ってくることも
- 読み上げ後の感想/そして最優秀作品選択
- 「けんけんぱガンダム」全文
- 公式ページと小説風リプレイの紹介
■「じゃれ本」ってどんなゲームなの?
連作ショートショート本と表紙に書いてある通り、「じゃれ本」は、プレイヤーが指定されたページの文章を書き、それを別のプレイヤーに渡して、そのプレイヤーが続きを書き、またそのプレイヤーが渡して...という感じで最終的にショートな小説ができあがるという感じのゲームです。公式サイトも見てみましょ。
リレー小説形式で、短くて不思議な物語「ショートショート」をみんなで書き上げていく新感覚の “遊び” です。
物語を書くなんて難しそう。他の人に迷惑をかけたらどうしよう…。そんなあなたも、この魔法の「じゃれ本」と、楽しむ気持ちさえあれば大丈夫。もちろん、物語や創作が好きな方も大歓迎です。 できあがった物語の完成度に唸るもよし、あべこべ具合に捧腹絶倒するもよし。 名作、迷作の数々を、ぜひあなたの手で生みだしてください!
(出典:じゃれ本 公式ページ)
たしかに! スゴイ笑った!
この「じゃれ本」、先日MOJ会にて、のっさんに遊ばせてもらいました! 貴重な数冊をゲームのために使ってくださってありがたや!
プレイ可能人数などの情報
ちなみに「じゃれ本」のプレイ可能人数などは…
- プレイ人数:3〜8人
- プレイ時間:30〜45分
- 対象年齢:10歳以上
今回は、この「じゃれ本」を5人で遊んだ時の様子を紹介したいと思いまーす。1人1冊なので、同時に5本小説ができるってわけ。最後には出来上がった小説1つの全文を紹介したいと思いまーす。
■題名を決める
じゃれ本の表紙を開くとこんな感じ。
冊子の半分のサイズのページが連なってる。各ページには番号が振られている感じ。
各プレイヤーは、この1ページを担当するんですよね。
ゲームの流れとしては、一番最後のページからゲームが始まる。
ほうほう題名ワークシートとな。ワクワク
まずは、一番下に10個の単語を書く。
2020年早々にプレイしたので、5つはお正月テーマに。
そして重要なルール。書けたら隣へ回すのだ!
というわけで私の手元には、右隣の人が書いた10個のワードがやってきた。
そしたら今度は、回ってきた10個のワードを見て、1つ選び丸を付ける。
むむっ! 気になるワードが! 私は「白いやつ」に〇をつけた。
〇をつけたら、その言葉から連想する5つの言葉を中段に書く。
白いやつから連想した「ガンダム」「とうふ」「シチュー」「ホワイトカレー」「さといも」の5つを書いた私。全部キワモノを書こうかとも思ったけど、普通のタイトルから面白い小説ができるのも、それはそれでいいと思い、ガンダム以外は割と普通の言葉を書いてみた。
そしてまた重要なルール。
――隣に回すのだ
というわけで、私の手元には、下段と中段に言葉が書かれた「じゃれ本」が回ってきた。
今度は、下段と中段から言葉を1つずつ選んで小説のタイトルを決めるのだ! というわけで私は…
決めた! この小説のタイトルは「ししまい盗ぞく」だっ!
こんな感じで、プレイヤー人数分の小説のタイトルが、今、できあがったというわけだ!
ジャンルカード
たしかに。小説にはジャンルというものがある。というわけで、ジャンルカードが配られる。
(追記:ジャンルカードは、ゲームマーケット購入特典とのことで、現在販売されている「じゃれ本」には付属しません)
「ししまい盗ぞく」のジャンルが決まる。これで書きだすのかと思いきや、ジャンルカードの中を見ないで、また隣へカードとじゃれ本をセットにして回す。
あぁ〜「ししまい盗ぞく」がどんなジャンルになったのか気になるぅ〜
■いよいよ執筆開始
さていよいよ執筆だ! 私に回ってきたのは「しんどいサンドッチ」というタイトル。おそらくサンドイッチの間違えだと思うんだけど、さてジャンルは…
おお! ちょうどグルメ! いいじゃないか!
というわけで、全員それぞれの小説の執筆にかかる。ただし書けるのは冒頭で紹介した1ページ分。数行のみ。
うーん書き出しか こりゃ重要な役割だぞ…。
ワクワクしながら、そこそこ悩んで、私はこんな感じで書いてみた。
どうかしら。見づらいかもしれないので改めて文章にするとこんな感じ。
わたしはレタスだ。高原で育てられた私は、トウキョウと呼ばれる場所で売られていたところ、色気のある主婦に買いとら
「れた」とか「れ、」とかで続いてほしいなーという終わりにしてみた。
全員1ページ目が書けたことを確認したら、また隣へ。
私は「しんどいサンドッチ」を回し、受け取ったのは「あんこカレー」。ジャンルは…
SFかよ! なになに1ページ目には…ふむ祖父があんこ屋をやっていて40年経ってるのか。ってか、この前の人が書いた文章読む時点で、すでに充分楽しいな
よーし! 続きを書くぞということで、2ページ目を書く。
月面でと入れたことで、SFにうまくつながっていったら嬉しい
■常に前1ページしか見えない状態で書く
1ページ目を捲って、空白の3ページ目を出す。今私が書いた2ページ目は見えるけど、1ページ目は見えない状態で次の人へ。
そんな感じで回ってきた、私が3ページ目を書く小説の名は…
「はごいたゲコゲコ」ジャンルは…
ホラーか。きっと怖い羽子板の話だな。ゲコゲコ鳴くんかな
そんな感じで、1ページ書いては回し、回ってきた作品のページをまた書き…って感じでゲームが進んでいく。それはそうと4ページ目を書くことになった「けんけんぱガンダム」のジャンルは…
ミステリー。いや難しいし、なんだよ「けんけんぱガンダム」って
あれか! 私が中段に言葉を書いた「ガンダム」が小説タイトルになったのか! なんか嬉しい
私が5ページ目を書くことになった…
「ししまい盗ぞく」のジャンルはファンタジーだったかな。ってか私がタイトルを決めた「ししまい盗ぞく」のジャンルがやっと見れた。やっと私の手元に帰ってきたのね。
タイトルは私が決めたが、もう5ページ目なのでいったいどんな話になってるのかわからんがそれがまた面白い
■すでに回ってきた小説が回ってくることも
「ししまい盗ぞく」を書き終え、回す。おっ!
私が1ページ目を書いた「しんどいサンドッチ」が返ってきた!
ハンバーグ!? ハンバーグが具材になったのか。
コートを手に取って走り出したのは…誰だろう。私が1ページ目を書いた時の登場人物は、レタスと色気のある主婦だったが…うーむわからんがまあいい
そして楽しかった「じゃれ本」も最終の8ページ目に。
最終ページは、隣に回すのではなく、ランダムに配ることになり、一度回収してランダムに配ったら…
7ページ目と同じの来た! 書きやすい!
そんな感じで全ての小説が完成〜
■読み上げ後の感想/そして最優秀作品選択
適当に配って、完成した小説の読み上げタイム。
それぞれが配られた小説を音読をすることに。ワクワクで耳を傾ける。
音読を聴きながら以下のような発言も。
- そんな展開になったのか!
- レタスがコートを手に取った!
- そこイイね〜
- ぷぷぷぷぷ
私が2ページ目を書いた「あんこカレー」は、主人公がコンテナに閉じ込められるオモシロ展開になっているし、「ししまい盗ぞく」は向かっている古い洋館になかなか辿り着かないしでいろいろ楽しい
最優秀作品を選ぶ
読み上げが終わったら、どれが一番良かったかを選ぶために中央へ。


そして、一斉に指をさして決まった小説は…
「けんけんぱガンダム」が最優秀賞!
■「けんけんぱガンダム」全文
ではここで、最優秀作品に選ばれた「けんけんぱガンダム」を全文を載せてみようかと。
なんか矛盾するところや意味不明なところもあるけど、なにせ上述のようなやり方で作られた小説ゆえ、広い心と深い想像力で読んでいただければ幸いです。ちなみにジャンルはミステリーです(ほんと!?
なんだ?これは?ぼくはつぶれた箱を見つめた。
ガンダムのイラストがグシャリとなっている。まるで片足でけんけんぱをしているような状態だ。
メロスは、激怒した。かの暴虐なる犯人をあばき、謝罪と賠償を求めなければならないのに。けんけんぱなどしている時ではない。あいつはどこだ。白い白いやつが犯人なのだ。
それはそれの名はガンダム。連邦の白い悪魔と恐れられたモビルスーツ(ロボット)だ。昔よくプラモを作って燃やした。臭いをかぐとつんざく様な悪臭だったもんだ。今になって何故…。
とにかく今はガンダムをなんとかしなければ、僕はもうダメだ!
檀ダムをつかみ水の中につっこんだ時さわったのはけんけんでふみつけた空箱だったのだ。すっかり小やけた空箱を持ち上げると、なんとそれはあるボードゲームの箱に変わっていた。
そのゲームの名は、「カタン」。「ガンダム」が水でにじみ、濁点と「ン」が消えてしまったのだ。何ということでしょう。
■公式ページと小説風リプレイの紹介
「じゃれ本」いかがだったでしょうか〜。私は大好きですわ 先日、東急ハンズで行われていた「出張版ゲームマーケット」で手に入れちゃいました「じゃれ本」 文章スキーな仲間と遊ぶんだぁ〜
販売情報は「じゃれ本」公式ページをご覧くださいませ〜。
販売店も募集ですってよ。奥様
「じゃれ本」公式ページ
冒頭でご紹介した「ボードゲームリプレイを小説風に書いちゃった」記事はこんな感じです。
一覧はこちら
小説風リプレイ 一覧
以上、“あっきぃらびっと(@akkiiy_rabbit)”でした
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