手札が配られた。ニャニャンいっぱい。まずは1枚を使わないカードして伏せるんだっけかな。
そしてこちらの個人ボードで、このラウンドでの自分の獲得トリック数を予想宣言。
(マストフォローのトリックテイキングのゲームです。トリックテイキングについては後述)
この写真だとまだコマ置いてないけど、1〜3のどれかに置いて宣言。この時は2に置いたんだっけかな。
これでプレイスタート!!
スタートプレイヤーだった私。
猫!(写真はスタートプレイヤーマーカー)
1トリックゲットで1勝利点貰えるから、まずは勝っておきますかね。
「はい。これは赤の最強カード9です」
といって9のカードを出し、中央ボードの赤の9のところに自分のマーカーを置く。これでこのカードは正真正銘の赤の9なのだ!
(追記:スタートプレイヤーは切り札の赤を出せない――色宣言には一定の要件が――という情報もいただきました〜 この時はこのようにプレイしたのでそのままの流れで書いています)
しかも赤は切り札なので、他の色に絶対に勝てる。他プレイヤーさんたちも順番に…
「赤の8です」
「切り札の9じゃ勝てないわ…これは赤の5です」
「あ、赤の1があったわ笑」
ってな感じでカードを出してマーカーを置いて…やった!私が1トリックゲット!
そう!このゲームは、カードを出すときに自分で色(スート)を決めるトリックテイキングなのです!!
その名も『Cat in the Box』
スートは赤、青、黄、緑の4種。だがカードには数字(と猫)しか描かれていない。観測するまで何色のネコか分からないんですね!ビバ!量子力学!
というわけで今回は『Cat in the Box』のレビュー。実際に遊んだ様子がわかりやすいリプレイでお伝えいたします〜
(ハルバラドさんに遊ばせてもらいました)
■目次
■『Cat in the Box』の情報
- ボードゲーム名
- Cat in the Box
- キャット・イン・ザ・ボックス
- ゲームデザイナー
- 横内宗幸さん(操られ人形館)
- アートワーク
- 井上磨さん
- プレイ可能人数
- 2〜5人
- プレイ時間
- 30分
- 対象年齢
- 13歳以上
- 発売元
- ホビージャパン
- プロデュース
- ねいじまとうこさん
ゲームマーケット2020秋に操られ人形館から頒布されていた本作、ホビージャパンから製品版となって発売されたんですね!!しかし可愛いにゃ〜
トリックテイキングについて
なお、トリックテイキング(トリテ)についてもうちょっと詳しくという方は『スカルキング』の記事に書いていたのでそちらを参考にしてくださいませ〜
このブログで紹介しているトリテボドゲの一覧は、こちらです〜
トリックテイキング
■中央ボードを見ながら色を決める
さて『Cat in the Box』に話を戻してっと。あらためて中央ボードはこんな感じ。
写真は5人プレイ時のセッティング。
4枚カードを差し込んで数字が表示されるようになっている。
冒頭のとおり、1回目のトリックは私が取ったので、リード──次に最初にカードを出す人──も私。ってなわけで...
これは赤の7ですね。
ってな感じで現時点で最強のカードを出す。私が出したカードに勝てるカードはもう無いということが中央ボードを見てわかっているのであーんしん。
2回目のトリックも取って、事前予想トリックに達したので、ちょっと様子見で「青の8です」と出したら...
青の9の人いたー!
■あぁこの色持ってなかったんだよね
こんな感じでプレイが進むと数字が埋まっていくの。
そしてある時、あるんですよ。この色のカード持ってないってことにすればトリックに負けられるのでは!(とか勝てるのでは!)というタイミングが。ほら、予想数通りにトリック取りたいし。
そんなときは、個人ボードの色に対応した場所に置かれている自駒を取り除いて…
「緑もってなかったわー!」と宣言
これで、リードが緑を出していて、違う色を出せるってわけ。マストフォローがなんだ!
でも、一度でも「この色ありません」宣言しちゃうと、そのラウンドはずっと無い扱いなので注意ですわね。
■パラドックス
さて、こんな感じで1枚ずつ手札が減っていき、あと1トリックで終わるという場面(手札に1枚残ってラウンドが終わる)。私が黄色の4を出したところ…
出せません!!パラドックスです
と隣のプレイヤーさんが!
このようにカードが出せなくなった場合は「パラドックス」と宣言して、即このラウンドが終了。パラドックスになってしまったプレイヤーさんは、このラウンドに取っていたトリック数分のマイナス点を負うことになるの。強烈
こんな感じのラウンドをスタートプレイヤーを変えながら、プレイ人数分の回数(今回は5回)繰り返して行くってわけ。
■宣言どおりだったときの追加点は…
いやしかし中央ボード、ステキになりますな。ゲームが進むと。
素敵なだけじゃあないんです!
この中央ボード、同じスートの同じ数字は出せないので、そういう目安になるのはもちろんなんだけど、それ以外にも重要な意味が。
ほら、ラウンド開始時に、このラウンドで獲得するトリック数を宣言するじゃないですか。このボードに置いた自マーカー。宣言どおりだったときの勝利点に影響するんです!!
例えば、あるラウンドで私が1トリック宣言で、宣言どおりだった。
1トリックだけの点数なら1勝利点ですが、予想通りだった場合には追加点が。
それは…
自分のマーカーが連続して一番多く繋がっている個数分の追加点が!!
ふむふむ3つか。3勝利点ゲット!
私はあまり繋げられなかったほうですが、これで結構な点数を取っていたプレイヤーさんも。
■最終ラウンド
ラウンドの後半になるにつれて、苦しくなってくるこのゲーム。パラドックスは避けたいけど、宣言トリックは取りたいし…。
ゲーム最終ラウンドの、最後の1枚を出す場面。
「こっちを出すと勝ちたい人があれを出して、いやでもそうするとこうだから、やっぱこっちのカードを出すべきか…いややっぱこっちか…」なんて1枚残せるだけに悩む…
ええい!こっちだーっ!
「うわーパラドックスですぅ〜」となってしまった方がいて終了〜。私がもう一方のカードを出していたら変わってたのかもな〜
5ラウンドが終了し、手元に集めた勝利点を合計。私は…
19点で勝利〜
おートリテ下手だと思ってたので嬉しい
■感想と通販情報
いやぁ〜面白かったです『Cat in the Box』 テーマも粋ですよねぇシュレディンガーの猫だなんて。しかも可愛い。ゲムマで出た頃もチラッと聞いたことがあったんですが「おれ...トリテ下手だしな…機会があったら遊べたらいいな」ぐらいに思っていたんですが、もっと早く遊べば良かったですわー!!
色(スート)を自分で決めるなんて難しそうとルール聞いてからも思ってたんですが、プレイしてみると、あら不思議。楽しい
中央ボードにどの色の何が出たかが常に表示されているので、カウンティングの必要がないのも私には良かったかも。「あのスートの最強カード出たっけ?忘れた」なんてことがないんですわー
また自分で色を決められるので、ある程度トリックの勝ち負けをコントロールできる…できるような気がする…できるんじゃないかな…まあちょっと覚悟はしておけって感じが、どんどん遊びたくなるトリックテイキングゲームでした
駿河屋さんには中古がありました〜 …って定価より高い!?もう!?(執筆時点)
ボードゲームキャット・イン・ザ・ボックス 日本語版 (Cat in the box)
amazonにも売ってましたが、こちらも執筆時点で定価より高いかも〜
ホビージャパン キャット・イン・ザ・ボックス (2-5人用 30分 13才以上向け) ボードゲーム
以上、ボードゲーム『Cat in the Box』のレビュー【リプレイ】でした。あきらびこと、“あっきぃらびっと(@akkiiy_rabbit)”がお送りしました
コメント
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今度、また、やりましょうね!!
買われたのですね!!ぜひぜひ遊びましょう〜