前手番のプレイヤーさんが、真ん中に4を置き、斜めで4,4,4の同数を達成! 同数を揃えた得点は10点!! 5人プレイ時は40点で終わるので10点はデカ――
――横取りします!
えっ なになに? 10点奪われちゃうの!?
ってな感じでカードを揃えて得点したり、横取りされたり、また別の勝利要素があったりで、手軽で楽しいカードゲーム『僕の私のBANNNOちゃん』について今回は紹介します!
ああ、失礼…若い人には何言ってるか分からないですよね。良いんです気にしないでください…ちょっと幼少期に友情の大切さを教えてくれたロボットに似ていたので(遠い目
それでは『僕の私のBANNNOちゃん』のレビューいってみましょう〜。5人で実際に遊んでみた時の様子をリプレイ形式でお伝えしますね
■目次
■『僕の私のBANNNOちゃん』の情報
- ボードゲーム名
- 僕の私のBANNNOちゃん
- ゲームデザイナー
- deraゲームズ
- アートワーク
- 御奈良井ハシルさん
- テーマ
- 定価777億円の万能ロボットBANNNOがスクラップ工場から発見された!このロボを自分のものにするため、プログラムの改ざんやハッキングなどを駆使するのだ!
- ルール概要
- 3×3に配置されたカードを手札で上書きし、同数、同色、連番などを揃えたり、特殊カードを使って得点を獲得していくカードゲーム
- プレイ可能人数
- 2〜5人
- プレイ時間
- 10〜15分
- 対象年齢
- 6歳以上
deraゲームズのderaさん&デラ子さんたちには、私がカレー&ボドゲ会をやらせていただいていた「戸田日和」さん(現在閉店)で、2019年頃に遊んだことあるんです。当時お二人はまだゲーム作ってなかったんですが、いつのまにかサークルを立ち上げ、ゲームデザイナーさんになっていらっしゃったんです!すごい!
時が経つってのも悪くないわねぇ(遠い目…今日は多め
というわけで『僕の私のBANNNOちゃん』は、deraゲームズさんに遊ばせていただきました〜♪
■セッティング
今回は5人プレイ。手元には得点表とプレイヤーカラーを示すカードが配られた。
カラーを示すカードには、どういう組み合わせが何点になるかが書かれてるサマリー仕様
各プレイヤーには手札が3枚配られた。
ふむふむ。カードは1〜9まであって、色は5色。3,5,9は特殊な効果が付いているカード。あと「横取りハック」という特殊カードが入ってる。
イヒヒヒ 初期から横取りハック来たぞ。これはイイ感じだ!
自分のカラーのカードが手札にあった場合は、公開手札として自分の場に置く。
皆に持ってる数字バレちゃうけど、その分出した1枚につき1点もらえる。得点はこんな感じでカラーカード隅に描かれた矢印で示す。
(カラーカード隅の数字は勝利条件のひとつ。後述)
中央の場には3×3の9枚のカードが並ぶ。これがプログラムを書き込む場所を示しているわけね
これらの場カードを、手札からカードをプレイすることで上書きし、縦横斜めで同数や同色、連番などを揃えて得点を獲得していく。
■横取りハック
手番にやることは簡単。手札から1枚のカードを場カードのいずれかの上にプレイして、そのことによって同数や同色、連番がそろったら得点ゲット!って流れ。
この時は、冒頭で紹介したこちらの写真のとおり開始早々「横取りハック」という展開だったので、詳しく状況を説明しますね。
前手番プレイヤーさんが同数を揃えて10点獲得の瞬間に、別のプレイヤーさんが「横取りハック」カードを出したんですよ。これって、本来揃えたプレイヤーさんがもらえる点数を「横取りハック」カードを出したプレイヤーが獲得できる可能性が。
この「横取りハック」を出されたら、出された側のプレイヤーさんも「横取りハック」カードで防御できるの。でもさらに「横取りハック」を出されたら、さらに出さないと防御できないという、「横取り」の攻防があるんですよね。
最初の時点で「横取りハック」カードを複数人が出したら、BANNNOちゃんコマを投げて頭が向いた方の人が権利獲得で、揃えたプレイヤーとの横取り攻防へと進む感じ。
結局、揃えたプレイヤーさんは「横取りハック」で防御しなかった(できなかったのかも)ので、得点はハッキングしたプレイヤーさんへ。
■カラーカードが回転!
そして私(黄色)の手番! 私は黄色の8をここに出して…
同色が縦に揃った! 同色の得点は8点!
そこそこな点だから「横取りハック」出されちゃうかしら…ドキドキ
お。大丈夫みたい。無事に8点ゲット。
「あと、黄色の同色なので、黄色さんすなわちあきらびさんのカラーカードが回転します」
おおお! そうだった! 場に同色が生まれると…
カラーカードが90度回転し、0から1になった!
「BANNNOちゃん」には、実は所有者識別機能(カラーマーカー)という機能があって、色で所有者を識別してるんですって。なので、色が揃う(プログラミングされる)と一気に所有者に関心が向くんですって!
もう一つの勝利条件
基本的な勝利条件はプレイ人数に応じて決められる得点を得ることなんですが、このカラーカードの回転がもう一つの勝利条件!
このカラーカードが1回転するとそのプレイヤーさんが勝利!
同色でのカラーカード回転の注意点は、同色を揃えたプレイヤーではなく、同色になった色の担当プレイヤーのカードが回転するってこと!
このカラーカードの回転、同色だけでなく、5の特殊カードでも発生するんです!
ほら。この5のカードを配置してプログラムに成功すれば――得点を生み出せれば――自分のカラーカードを回転できるんですよ〜
■万能ロボはアタシのものよ!
そんな感じでプレイが進んでいき、私の手札は…
横取りハックが2枚!
(手札は手番終了時に3枚になるよう補充するルールね)
これは良い!と思って高得点を狙って横取り大事に取っておくと、数字カードが1枚になってしまい、自分の手番に得点がゲットできるような配置ができないジレンマ。
だが耐える。万能ロボを手に入れるため耐えるのよ!あきらび!
そしてショボイ手番を数回経てチャンスが!!
「横取りハック!」
言いたかったのよね〜これ
私が横取りを仕掛けたのは、縦で234の連番、横で456の連番ができている10点の場面。手番プレイヤーさんは横取りハックが無かったみたいで、防戦されずに無事ゲット
そしてその後、またもやチャンスが!
連番、同色の13点ゲットの場面。
「横取りハック!」
「私もです!」
私を含め2人のプレイヤーが「横取り」宣言!そして投げられるBANNNOちゃんコマ。頭が向いたのは…
アタシッ!
(写真の場面ではどちらか判断できず、BANNNOちゃんを投げなおしました)
そして手番プレイヤーさんが「私は防戦できないです…」
■紹介:ワイルドカード
このあと2戦目をやったんですが、『僕の私のBANNNOちゃん』には、こんなワイルドカードもあるんですよ〜
このワイルドカード、興味深いのが上書きされない限り手番プレイヤーが好きな数字を選べるってところ。好きな数字にできるので、連続得点タイムになって盛り上がりました〜
■感想と通販情報
『僕の私のBANNNOちゃん』、簡単ルールなのに「横取りハック」や「ワイルドカード」、2つの勝利条件などが効いていて面白かったでーす 他の人の手番中も中央の場を見て考えることが多いので、そのあたりもイイですね
また遊ばせてもらおう!
ボードゲーム『僕の私のBANNNOちゃん』は、イエローサブマリンで委託販売中ですって。あと、BASEでも販売中だとか!
BASE:deraゲームズ
コンポーネントの詳細や作成の経緯などは、星野船長のボドゲブログ「七つの海〜ボードゲームが好きすぎる〜」で紹介されていました!!
星野さんも「戸田日和」で出会ったボドゲ仲間なんですよね〜 人と人とが繋がっていくボードゲーム、やっぱり素敵ですよね
以上、ボードゲーム『僕の私のBANNNOちゃん』のレビューでした。あきらびこと、“あっきぃらびっと(@akkiiy_rabbit)”がお送りしました
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