フッデダッハ あっきぃらびっと
オランダ人です!(ウソ
今日ご紹介するのは、名作ボドゲ『パンデミック』シリーズのひとつ…
パンデミック:ライジングタイド (画像はamazon)
そうそう。先日(出張)開封の儀をしたボドゲです
開封の儀にも書きましたが、このライジングタイドは、昔のオランダを舞台に洪水と戦う治水テーマの協力型ボードゲーム。
ってなわけで今回は『パンデミック:ライジングタイド』のレビュー。実際に遊んで見た様子をお伝えするリプレイ形式でお伝えしますね。
(マッケンジーさんに遊ばせてもらいました。ダンクウェル)
■目次
■準備
7つの役職があるということは別記事の開封の儀で説明したところでした。
ランダムに役職を引いたところ…
「そこっ! その荷物落とさないように! あたしのボドゲなんだから!」
倉庫番だって水害と戦っているんだからね
今回は4人プレイ。それぞれの役職は…
ポンプ技師、港長、清掃作業員とわたくし倉庫管理者ですわっ
ってかこの写真かっこよくない?
これから我ら協力して問題解決するぞって感じ。
ポンプ技師とか港長とか、水害に対して活躍しそうじゃないですか
…え? 清掃作業員?
…ちょっと君、むこうで話をしようか…
(いやいや清掃作業員の能力だって凄いんですよ!)
初期セットアップが終わって、中央ボードはこんな感じ。
茶色コマは堤防。水色のコマは水。
ボード下部に置かれている4つの施設を完成することでゲームに勝利できる。
完成するためには施設に対応した色――エリアの色でもある――のカードを5枚集めて「水利施設の建設」を実行しなきゃいけないのよね。
そんな地域カードはこんな感じ。
ちなみに写真は配られた初期手札。手札は公開なので、話し合いやすい。
始まりの地はデルフラント。
…ってか、ここすでに水が来てるやん…
(本家パンデミックと同様、セットアップ時に被害が及ぶ地域がランダムで決まるのよね。カードで)
このボドゲ、本家『パンデミック』と違って水を揚水したり、堤防を建てたり、ポンプや港を建てたり忙しそう
ちなみに敗北条件は、本家パンデミックと似ていて、「水コマを置くべき時に足りないとき」、「プレイヤーカードの山札が尽きた時」だったかな。
よーし! 本家パンデミックの標準はクリアしたことあるから、きっと大丈夫!
頑張るぞー
■4アクション
私がスタートプレイヤー。
プレイヤーは手番に4アクションできる。
1アクション目、移動。メイカーワールトへ移動。 そして2アクション目…
私は、これをやるためにここに来た!
ポンプ施設を建設じゃぁぁぁぁっ
自分がいる場所と同じ名前の地域カードを捨て札にすることで、ポンプ施設を建設できる。これで、ポンプフェイズなるものがラウンドに1回発生して、水を1つくみ上げることができるのよね。
水ってば、くみ上げないと、どんどん増えてくるし、一つの地域に3つ重なると本家『パンデミック』のアウトブレイクみたいに周囲に広がっちゃうし、厄介なの
そうそう。ポンプフェイズを忘れないための目印を…
プレイヤーカードの山札の上に置くの。
その後、私は3アクション目で隣のエリアに移動。
4アクション目で水の揚水。
その後、ポンプフェィズで私が設置したポンプが1つ水をくみ上げた。いいぞ!
そして、本家『パンデミック』同様、アクションがすべて終わったらプレイヤーカードの山札から2枚引いた結果は…
■嵐 Oh Yeah

Oh Yeahじゃねーよ
パンデミックで言うエピデミックだよ! 嫌なカードだよ
あまりのショックに手振れ写真になってしまったじゃないか
活動休止とかどうしてくれるんだよ嵐(そっちのショックだったのか
嵐が起こるとまずは、水位が1段階上がる。
海の水位が上がると海から水が侵入しやすくなるのよね…
水位を上げた後は、大規模決壊の処理。
堤防決壊カード(本家で言う感染カード)の山札の一番下から1枚引いて、書かれている地域を3回悪化させる。
悪化させるってのは、堤防があるなら堤防を壊し、堤防がまったくないなら水を増やすってこと。
それを3回もやるなんてもー鬼畜のしわざとしか思えませんっ!
そして本家『パンデミック』同様、堤防決壊カードの捨て札をシャッフルして山札に乗せるの。いままで被害にあった地域が、また被害にあう可能性が上がったってこと。酷いっ
これで、嵐の処理が終わって通常の手番に戻る。
戻ると言っても、プレイヤーのアクションとプレイヤーカードを引く行為は終わってるので、堤防決壊カードを水位レベルと同じ枚数引いて、被害が出る地域を決める処理をするってこと。
最後に水位が高いところから低いところへ水が移動する処理等をして、私の手番が全て終わり、ボードはこんな感じ。まだまだ水が溢れてる…
■ポンプ技師
私の次の手番はポンプ技師さん。
ポンプ技師さんは、水コマを1つ取り除く「揚水」アクションの際に、追加で隣接する地域からもう1つコマを取り除ける、今必要な人!
水がヤバいってことで、イベント「水流管理」を持っているプレイヤーさんが使用してくれることに。
イベントカードは任意のタイミングで使用できるのがいいですね
そして黒さん――ポンプ技師さん――の手番。
ポンプ技師さんは果敢にも危ない地域へ!
届きづらい地域で揚水を繰り返してもらうと助かりそう!
手番の最後に水の侵入フェイズがあるので、上手に水を揚水しないとせっかく取った水がまた戻ってくるなんてことになるので、結構難しい。
こりゃけっこう頭を使うな…
■水コマ
その後、港長が特殊能力を活かしてカード無しで港を作ってくれたり(本来ならその地域のカードを捨てる必要がある)、清掃作業員も特殊能力で捨て札を回収したりと、それぞれの特性を活かしたアクションを続ける私たち。
しかし、水の勢いが弱まらない...
ああぁぁぁぁ こっちのほうまで水が!
堤防が決壊してしまうと、水が広がるのが早いのよね…
自分がいる地域に水コマが無い場合に可能な「堤防の建設」アクションも大事ってことか...
「水コマ、危ないんじゃない!?」
水コマの残りが少ないことに気づく私たち
あーでもないこーでもないと、水コマが無くならない方法を話し合い。 そして数手番後...
水コマが無くなって敗北ぅ〜
一つも水利施設建てられなかった…
諦めたら試合終了ってな感じで今回の反省を活かして2戦目じゃー!
■2戦目
面白いですな。初期セットアップでどの地域の堤防決壊カードが捲られるかによって全然状況が違う。
2戦目はこっちの地域がヤバい状況
我らの役職は1戦目と同様。
このままじゃ悔しくて終われないのですっ!
1戦目で水コマの処理と堤防が大切だと気づいた私たち。
ポンプ施設をたくさんつくることに。
港も港長に頑張って作ってもらい、移動アクションで港間を移動ができるので、それを活かして遠くの地域や、水利施設を建てるべき地域にすぐ移動できるようにと計画的な私たち。
この黄色の施設の名前は、河川正常化計画。
任意の黄色地域に、堤防コマを4つまで置くことができる効果付き
こうやって各水利施設には、決められた建てるべき場所と、特殊効果があるってこと。よっしゃ! 残り3つ!
その後も焦ったり、胸をなでおろしたりしながら、健闘する私たち。そして…
紫カードが5枚集まって、締め切り大堤防が完成ぃぃぃぃぃ
なんとこの締め切り大堤防…
ゾイデル海が陸地扱いになる
■常に安心はできない状況
水利施設を2つ建てたものの...
全体はこんな感じ。各地には水があふれ、堤防少ない…
もう何手番も経過しているし、嵐もたくさんおきた...嵐が起こるたびに…
水位も上がっていく
水位4ってことは、海に4つの水が積まれているということ。そんな感じで常に安心できないギリギリの状況が続く。
でもでも!計画的な揚水、港間の移動、清掃作業員のカード回収能力などなどを駆使して...
オレンジを5枚集めて最後の「デルタ計画」達成ぃぃぃぃ
(緑の水利施設はこの数手番前に完成しました。割愛したの)
やったぁぁぁ! クリアァァァァ!
確認したらあと数手番で負けるところだった...(プレイヤーカードの山が尽きるところだった)
クリア後はワイワイと振り返り。あの時はこうだったとか、ああだったとか。いやぁ達成感に満ちた振り返りは楽しいですな
■感想と通販情報
ってなわけで『パンデミック:ライジングタイド』、テーマもしっかり出ているし、本家パンデミックとはまた違った展開&役職能力だし、これはこれで面白かったでーす
ボードゲーム『パンデミック:ライジングタイド』は、amazonに売ってまーす。
数量限定って話を聞いた気がしますが、まだあるんですね〜(執筆時点)
追記:全種類の「パンデミック」を整理した記事はこちらです
以上、“あっきぃらびっと(@akkiiy_rabbit)”でした
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