今日は『バルダーズゲートの裏切り者』の後編。
ボドゲ『バルダーズゲートの裏切り者』は、裏切者が出る協力型ボドゲ『丘の上の裏切者の館』のD&D版(ファンタジー世界版)なのよね。
前編はこちら。
この後編では『バルダーズゲートの裏切り者(Betrayal at Baldur's Gate) 』のシナリオが1つネタバレになりますので、見たくない方は読まないでください
さて。前編で予兆チェックの結果、シナリオが決まった私たち。
裏切者が誰かも決まるのかと思いきや、裏切者はとりあえず無し。
全員で裏切者じゃない方――冒険者側――のシナリオを読む。
(裏切者と、そうじゃない方で、同じシナリオでも読むページが分かれている)
ふむふむ。

ハズレが1枚入ったお守りがそれぞれキャラクターの近くに落ちているセッティングになった。
1ラウンド経過して、お守りを持っていないキャラクターのうち1人が裏切り者になるというシナリオ
私の手番。無事にお守り拾えるかな…速度チェックでお守り拾えたか判定。

無事拾えた! ホッ
他のみんなは…
魔術師さんは速度チェックで無事にお守りを拾えたものの、ハズレのお守りを引いてしまう。

ってなわけで裏切者は魔術師さん確定かと思いきや、ハーフオークさんが速度チェックに失敗し、お守り拾えなかったのでまだわからない!
お守り持ってない人が複数いる場合はダイスで判定勝負をして負けた方がというシナリオなの。
ワンチャンあるかと思われた魔術師さんだったけど、部屋のイベント「抱擁の恩恵」効果で、呪われてしまい、次の判定の結果が必ず0になってしまう魔術師さん。
というわけでハーフオークさんに判定負けし、魔術師さんの、な、な、中から...

グロテスクなイカのようなモンスターが現れたぁぁぁぁ
乗っ取られた魔術師さんは死亡扱い(ひどい)となり、魔術師を担当していたプレイヤーさんがこの怪物――バアルのしもべ――を担当することに
そして同時にバアルのしもべを守るカルト信者たちが数体、マップの各所に現れた。
彼らは、バアルのしもべにプロテクションの魔法を唱え、バアルのしもべが傷つかないよう守っている。
どうやら彼らを倒さなければ、バアルのしもべ本体を倒せない感じ。
「私に敵対するものは全て剣の錆びにしてやるわ!」(私の脳内)
そして近場にいたドワーフに襲い掛かるバアルのしもべ(元魔術師さん)

「逃げろドワーフ! 奴に攻撃は効かない!」
ってな感じで、なんとかバアルのしもべの攻撃を交わし退避するドワーフ。
そしてわたくし、ダークエルフレインジャー"アヴリクシー”が…
地上階に戻ってきた!
地下の手下たちは倒したわ! さあかかってきなさいイカ...もといバアルのしもべよ!
予想通り私に近づいてくるバアルのしもべ。
ふふふ。ヴェクナの瞳よ! 魔を退けよ! 今こそその真価を表せ!
ヴェクナの瞳は、使用すると相手にダイス判定をさせ、1以下なら私のマスに侵入できないという効果。

エェエェエェエェエェエ(゚ω゚ノ)ノエェエェエェエェエェエ
バアルのしもべの強力な魔力により効果を発揮しないヴェクナの瞳。
(バアルのしもべプレイヤーさんが2を出した)
そしてバアルのしもべから、強力な攻撃が繰り出される!
(戦闘はお互いにダイスを振って、出目の多いほうがその差分のダメージを相手に与える。ダメージは能力値を下げることで示す。)

――くっ
あたしの年収低すぎっ
ちがった!ダイス目だ
こっ、このままダメージをくらったら死んでしまう…
だ…大丈夫...私にはコウモリに変身して退避できるコウモリの外套があるのよ!
(途中で拾ったアイテム)

これでダメージは無かったことに!
バアルのしもべからの強烈な一打を受けつつ彼女――アヴリクシー――は、最後の力で黒い蝙蝠のような外套を広げた。
すると彼女はすぐさまコウモリへの変身した。この場から飛び去ろうというのだ。
しかしバアルのしもべからのダメージは彼女の予想を超えていた...
(コウモリ変身の判定に成功し浮かれる私はもう一度アイテムカードの文章を読んで気づいてしまった…「あ。コウモリの外套ってダメージ無効じゃなかった!1ダメージを軽減するだけだ!...1ダメージ軽減しただけじゃ死んじゃう」)

コウモリの翼のはためきが急速な速度で弱っていく。
そして、ぽとりと地面に落ちたコウモリは魔力を失って傷だらけのアヴリクシーの姿へと戻っていった…
ぐっ...ここで…こんなところで…あたしが…
願わくば...あたしの仇を…だれ...か…
アヴリクシー死亡。
ってなわけで私のアヴリクシーちゃんが死んでしまったけど、プレイは続く。
(私はやることないので応援)
さて私も死んじゃったし、サクッと行きましょうサクッと
バアルのしもべにプロテクションを唱えている信者たちを倒すハーフオーク。

クロスボウを装備したハーフオークさん、別のタイルから攻撃できるので強い強い。
そして全ての信者がいなくなった。
通常、モンスターは1ラウンド気絶するだけらしいけど、この信者たちは死んだまま。
よかった。これでやっとバアルのしもべにダメージが与えられる
「ダークエルフは好かんが、アヴリクシーは仲間だったんじゃー!」
...と言っているであろうドワーフのトルスガー。
アヴリクシーから落ちたアイテムを引継ぎ、バアルのしもべへと攻撃を仕掛ける!

ギリギリな戦いをしながらも、見事、バアルのしもべに致命的な一撃をあたえた!
館中に響くおぞましい叫びを放ち倒れるバアルのしもべ。

やったぁぁぁぁぁ! クリ―――
――ちょっと待ってください。バアルのしもべの説明書にかくかくしかじか
歓喜の声が、バアルのしもべの蠢きによって掻き消える。
どうやら、バアルのしもべを倒したものは、バアルのしもべとの正気度対抗判定をしないといけないというのだ

ああぁぁああぁあぁぁぁ
ドワーフのトルスガーの表情が恐怖に慄く。
(バアルのしもべと正気度判定で負けてしまったトルスガー)
あっ! あああっ!

トルスガーの中から、バアルのしもべが!
乗っ取られるトルスガー。
(トルスガーは死亡扱いとなり、トルスガープレイヤーさんがバアルのしもべ役に)
「よくも我らの仲間を!」

期待のハーフオークが突進!
見事バアルのしもべを倒す!
バアルのしもべは倒れたが、誰も歓喜の声は上げない。
だって。正気度判定があるんだもん。
静寂に包まれる中、バアルのしもべを見つめるハーフオークが――

――あああぁぁあぁぁあぁああぁぁぁぁ
(恐怖判定に失敗したの)
ハーフオークの中から...

バアルのしもべがぁぁぁぁっ
そして、館には獲物たちの血をすすって満足したバアルのしもべの悍ましい笑い声がこだまするのだった...
館を見守る者たちの中の誰かが呟いた。
「......誰が…勝ったの?」
いやぁ〜楽しかったです『バルダーズゲートの裏切り者』
最後のバアルのしもべの連鎖は笑いっぱなしでした
最後も興味深いエンドで。
結局、バアルのしもべになったハーフオークさんが一人残ったので勝ちってことで。裏切り者としてですが(笑)
バルダーズゲートの裏切り者(Betrayal at Baldur's Gate)、検索したらもちろん英語版ですが、amazonにありました〜(執筆時点)


Betrayal at Baldur's Gate Board Game
あぁ〜他のシナリオもやってみたいっ
前編に書いたとおり、kazuyaさんが和訳も公開してくださったし、買っちゃう
あたし買っちゃおうかしらぁぁぁぁっ
ちなみにD&D関係の記事一覧はこちらです
D&Dゲーム
以上、“あっきぃらびっと(@akkiiy_rabbit)”でした
ボドゲ『バルダーズゲートの裏切り者』は、裏切者が出る協力型ボドゲ『丘の上の裏切者の館』のD&D版(ファンタジー世界版)なのよね。
前編はこちら。
この後編では『バルダーズゲートの裏切り者(Betrayal at Baldur's Gate) 』のシナリオが1つネタバレになりますので、見たくない方は読まないでください

さて。前編で予兆チェックの結果、シナリオが決まった私たち。
裏切者が誰かも決まるのかと思いきや、裏切者はとりあえず無し。
全員で裏切者じゃない方――冒険者側――のシナリオを読む。
(裏切者と、そうじゃない方で、同じシナリオでも読むページが分かれている)
ふむふむ。

ハズレが1枚入ったお守りがそれぞれキャラクターの近くに落ちているセッティングになった。
1ラウンド経過して、お守りを持っていないキャラクターのうち1人が裏切り者になるというシナリオ

私の手番。無事にお守り拾えるかな…速度チェックでお守り拾えたか判定。

無事拾えた! ホッ

他のみんなは…
■バアルのしもべ
魔術師さんは速度チェックで無事にお守りを拾えたものの、ハズレのお守りを引いてしまう。

ってなわけで裏切者は魔術師さん確定かと思いきや、ハーフオークさんが速度チェックに失敗し、お守り拾えなかったのでまだわからない!
お守り持ってない人が複数いる場合はダイスで判定勝負をして負けた方がというシナリオなの。
ワンチャンあるかと思われた魔術師さんだったけど、部屋のイベント「抱擁の恩恵」効果で、呪われてしまい、次の判定の結果が必ず0になってしまう魔術師さん。
というわけでハーフオークさんに判定負けし、魔術師さんの、な、な、中から...

グロテスクなイカのようなモンスターが現れたぁぁぁぁ

乗っ取られた魔術師さんは死亡扱い(ひどい)となり、魔術師を担当していたプレイヤーさんがこの怪物――バアルのしもべ――を担当することに

そして同時にバアルのしもべを守るカルト信者たちが数体、マップの各所に現れた。
彼らは、バアルのしもべにプロテクションの魔法を唱え、バアルのしもべが傷つかないよう守っている。
どうやら彼らを倒さなければ、バアルのしもべ本体を倒せない感じ。
「私に敵対するものは全て剣の錆びにしてやるわ!」(私の脳内)
■対決!バアルのしもべ!
そして近場にいたドワーフに襲い掛かるバアルのしもべ(元魔術師さん)

「逃げろドワーフ! 奴に攻撃は効かない!」
ってな感じで、なんとかバアルのしもべの攻撃を交わし退避するドワーフ。
そしてわたくし、ダークエルフレインジャー"アヴリクシー”が…

地上階に戻ってきた!
地下の手下たちは倒したわ! さあかかってきなさいイカ...もといバアルのしもべよ!
予想通り私に近づいてくるバアルのしもべ。
ふふふ。ヴェクナの瞳よ! 魔を退けよ! 今こそその真価を表せ!
ヴェクナの瞳は、使用すると相手にダイス判定をさせ、1以下なら私のマスに侵入できないという効果。

エェエェエェエェエェエ(゚ω゚ノ)ノエェエェエェエェエェエ
バアルのしもべの強力な魔力により効果を発揮しないヴェクナの瞳。
(バアルのしもべプレイヤーさんが2を出した)
そしてバアルのしもべから、強力な攻撃が繰り出される!
(戦闘はお互いにダイスを振って、出目の多いほうがその差分のダメージを相手に与える。ダメージは能力値を下げることで示す。)

――くっ


ちがった!ダイス目だ

こっ、このままダメージをくらったら死んでしまう…
■コウモリ変身
だ…大丈夫...私にはコウモリに変身して退避できるコウモリの外套があるのよ!
(途中で拾ったアイテム)

これでダメージは無かったことに!
バアルのしもべからの強烈な一打を受けつつ彼女――アヴリクシー――は、最後の力で黒い蝙蝠のような外套を広げた。
すると彼女はすぐさまコウモリへの変身した。この場から飛び去ろうというのだ。
しかしバアルのしもべからのダメージは彼女の予想を超えていた...
(コウモリ変身の判定に成功し浮かれる私はもう一度アイテムカードの文章を読んで気づいてしまった…「あ。コウモリの外套ってダメージ無効じゃなかった!1ダメージを軽減するだけだ!...1ダメージ軽減しただけじゃ死んじゃう」)

コウモリの翼のはためきが急速な速度で弱っていく。
そして、ぽとりと地面に落ちたコウモリは魔力を失って傷だらけのアヴリクシーの姿へと戻っていった…
ぐっ...ここで…こんなところで…あたしが…
願わくば...あたしの仇を…だれ...か…
アヴリクシー死亡。
ってなわけで私のアヴリクシーちゃんが死んでしまったけど、プレイは続く。
(私はやることないので応援)
■バアルのしもべ
さて私も死んじゃったし、サクッと行きましょうサクッと

バアルのしもべにプロテクションを唱えている信者たちを倒すハーフオーク。

クロスボウを装備したハーフオークさん、別のタイルから攻撃できるので強い強い。
そして全ての信者がいなくなった。
通常、モンスターは1ラウンド気絶するだけらしいけど、この信者たちは死んだまま。
よかった。これでやっとバアルのしもべにダメージが与えられる

「ダークエルフは好かんが、アヴリクシーは仲間だったんじゃー!」
...と言っているであろうドワーフのトルスガー。
アヴリクシーから落ちたアイテムを引継ぎ、バアルのしもべへと攻撃を仕掛ける!

ギリギリな戦いをしながらも、見事、バアルのしもべに致命的な一撃をあたえた!
館中に響くおぞましい叫びを放ち倒れるバアルのしもべ。

やったぁぁぁぁぁ! クリ―――
――ちょっと待ってください。バアルのしもべの説明書にかくかくしかじか
歓喜の声が、バアルのしもべの蠢きによって掻き消える。
どうやら、バアルのしもべを倒したものは、バアルのしもべとの正気度対抗判定をしないといけないというのだ


ああぁぁああぁあぁぁぁ

(バアルのしもべと正気度判定で負けてしまったトルスガー)
あっ! あああっ!

トルスガーの中から、バアルのしもべが!
乗っ取られるトルスガー。
(トルスガーは死亡扱いとなり、トルスガープレイヤーさんがバアルのしもべ役に)
■勝つのはどちらだ
「よくも我らの仲間を!」

期待のハーフオークが突進!
見事バアルのしもべを倒す!
バアルのしもべは倒れたが、誰も歓喜の声は上げない。
だって。正気度判定があるんだもん。
静寂に包まれる中、バアルのしもべを見つめるハーフオークが――

――あああぁぁあぁぁあぁああぁぁぁぁ

(恐怖判定に失敗したの)
ハーフオークの中から...

バアルのしもべがぁぁぁぁっ

そして、館には獲物たちの血をすすって満足したバアルのしもべの悍ましい笑い声がこだまするのだった...
館を見守る者たちの中の誰かが呟いた。
「......誰が…勝ったの?」
いやぁ〜楽しかったです『バルダーズゲートの裏切り者』
最後のバアルのしもべの連鎖は笑いっぱなしでした

結局、バアルのしもべになったハーフオークさんが一人残ったので勝ちってことで。裏切り者としてですが(笑)
バルダーズゲートの裏切り者(Betrayal at Baldur's Gate)、検索したらもちろん英語版ですが、amazonにありました〜(執筆時点)
Betrayal at Baldur's Gate Board Game
あぁ〜他のシナリオもやってみたいっ

前編に書いたとおり、kazuyaさんが和訳も公開してくださったし、買っちゃう


ちなみにD&D関係の記事一覧はこちらです

D&Dゲーム
以上、“あっきぃらびっと(@akkiiy_rabbit)”でした
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