さかな、さかな、さかな〜♪ ヌースフィヨルドの魚 魚が釣れると〜

ジジイ、ジジイ、ジジイ〜 ヌースフィヨルドの長老 ジジイが食べるよー

ジジイだなんて失礼な! 長老とお呼びなさい! 長老と!

ってな感じで、充分伝わったかと思いますが(いいや、全く伝わらないが)北欧の漁業会社経営長老たちの力も借りながら頑張るボードゲーム、その名も…ボドゲ『ヌースフィヨルド』の箱 ヌースフィヨルド(Nusfjord)

このボドゲ『アグリコラ』や『オーディーンの祝祭』など数々の名作ボドゲのゲームデザインを手がけている、ウヴェ・ローゼンベルク氏がデザインしてるんですよね。

そんな素敵ボドゲ『ヌースフィヨルド』、ありがたいことに先日の酒ラブ会(クローズドボドゲ&日本酒会)でプレイさせてもらいました〜

というわけで今回は『ヌースフィヨルド』のレビュー。実際に遊んだ様子をお伝えする【プレイログ・リプレイ形式】でご紹介します!

【追記2018.11.25】
ヌースフィヨルド日本語版ついに発売です

amazon:ヌースフィヨルド 日本語版

■目次

■ヌースフィヨルドのプレイ準備

個人ボードと中央ボードはこんな感じ。 ヌースフィヨルドの準備 手前の2枚が個人ボードね。 横長の緑のタイルは、森林タイル。

どこかで見たことあるなーと思ったら、ちょっと絵柄がちがうけど、グラスロードの森林タイルに似てる。
『グラスロード』もウヴェ氏デザインのボドゲだものね。

さて、ヌースフィヨルドに話を戻してっと。
今回は4人プレイ。私は赤。5人まで遊べるボドゲだったかな。

建物カードが中央に並べられるんだけど、お魚3種の背表紙から1種を選んで今回のゲームで使う。 ヌースフィヨルドの建物タイル 今回はニシンセットだったかしら。最初のプレイ用。
(和訳シールをそのまま使ってるので、背のデザイン見えないです)

これら建物が置かれたボードの右側は… ヌースフィヨルドのアクションスペース アクションスペースと長老の皆様。
4人だと何枚か長老を抜いたような。
アクションスペースも3〜5人用の面でーす。英語だからパッと見、わからんけど。
(なんと、ブログの途中で日本語に変わります!)

順番を決めて、手番順とラウンドマーカーを兼ねているタイルが配られると準備完了〜。
プレイスタート

■漁をしたら分配しなきゃね

ラウンドの流れは、漁→分配→アクション→ラウンド終了処理だったかな。
7ラウンドで終了。終了時に勝利点の高いプレイヤーが勝ちね。

というわけで、全員一斉に漁。冒頭写真と同じ写真。 FullSizeRender 自分のボードの船エリアが示している一番左の数だけ、魚がもらえる。
初期は3匹。

将来的には…ちょっと待ってね、今、超能力を使って未来を見せるから。

ふぁjわkl;あsじ...ツナ缶、サバ缶、サンマ缶

ほわわわわ〜ん FullSizeRender ほら、こんな感じで船を手に入れると、ここに置かれて漁獲量が増えるってわけ。
3と5の数字が船で隠れて、6が最小の数字になっているので、6匹獲れるようになったってこと。

船は3種類あって、大きさが違うんですよね。 もちろんコストも。
(中央の長老置き場の上に船置場があるので、前の写真に小さく写ってる)

さて、現在に話を戻してっと。
漁の後は分配。これもみんな一斉にできる。

まず長老カードに魚を1匹ずつ置く。
→他の人のとこにある自分の発行済株に置く。
→自分のとこの自分の発行済株に置く。
って流れで、1匹ずつ魚を置いていく。 遊んでいる様子1 魚が置かれているのが自分の発行済み株ね。

さらに余った魚は、個人ボードの左上の一時保管的?な置き場に置かれるんですよね。
その魚はすぐに使えないけど、いずれ自分のストックになる感じだったかしら。

■アクション

さてアクションフェイズ。 これは手番ごとに1人ずつ行う。

ワーカープレイスメントに分類されるボドゲなので、ワーカーをアクションスペースにおいて、その効果を得る感じ。

ワーカーは3コ。1コ置いたら次の人の手番って流れで、全員3コのワーカーを置いたらアクションフェイズ終了。
(将来的にワーカーは増えない)

私は3手番目。うーん。長老は1,2番手に取られちゃったので、どのアクションをやろうかなぁ…

よし! 建物を先に取るのはありかな!
というわけで… 遊んでいる様子2 建築アクションをする私。
このアクションスペースには3と書いてあるので、3つのワーカーまで入れるってこと。
別に急がなくても良かったかしら...

いや! 先に建物を選べるのは、きっと重要!
しかしコスト的に今は選択肢少ないな…まあいいか これだーっ! 遊んでいる様子3 即時効果を持つ、作業場を建築
左に書かれたコスト魚2を支払って、金貨2と木材1をゲット

金貨はゲーム終了時に1つ1勝利点。建物にも勝利点があれば右上に書かれている。しかしこの作業場は、0点 金貨もらったし、仕方ないか。

1周回って、私の次の手番。
自分の森林タイルを1枚取り除いて... 木材を5つゲットできるアクションを選択!
建物建てるのに木材結構必要なんですもの。

そして1ラウンド目最後のアクションは、またもや建築!
建てたのは… 遊んでいる様子5 林務官の家

僕は今日から林務官

いや、効果を見ると、今日だけ林務官って感じかな 遊んでいる様子6 どどーんと、森林タイル4枚積んだ。だって僕は林務官(しつこい
通常の森林を増やすアクションでは2枚しか重ねられないので、特別なの すごいでしょ

しかし実は考え無しで得た建物効果なので、今後どう活用するかなぁ…
やっぱ仕事を決めるときは、ちゃんと考えてからの方がいいですよ。奥さん

■はじめての長老

はじめてぇ〜の〜 チュウ〜
あ、まちがった! 長老だった(違いすぎるだろ!

というわけで、2ラウンド目。 遊んでいる様子7 これが手番順兼ラウンドタイル。
こんな感じのタイルが、各プレイヤーの手元にあって、番号が振られている。

そこにこの船が移動してきてラウンドを示してるってわけ。
6のところに何か書いてあるのは、そのラウンドで何か特別なことが起こるよってこと。
(新たな建物タイルが配られるとか、置かれるとか。詳細割愛)

1ラウンド目で長老をゲットできなかったので、2ラウンド目では真っ先にゲット
(本当は1ラウンド目でも、模倣アクションスペースに行けば長老ゲットできたのに失念してたの) 遊んでいる様子8 うーん どの娘を連れて行こうかなぁ〜

はっ! ジジイばっかりじゃねーかぁぁぁっ!(知ってた

よし! 君にしよう! FullSizeRender 養魚家をゲット。こんな顔でギョギョギョ!って言ってるんだと思う。

ちなみに長老を手に入れるのはノーコスト。
しかも来た時すぐに働いてくれる。効果を発動できるってこと。

なので魚を4つ手に入れることができた
しかし、動かなくなった長老。
(特定のアクションをしないと、もう能力発動できないの)

長老を目覚めさせるためには... FullSizeRender この魚の給仕アクションのお皿マスに魚が置かれている必要が。
「長老を動かします!」って時に、この皿に魚が無いと動かないの...どんだけ魚好きなんだよ長老。

ちなみにこのアクションスペースは、ここにお魚を置くとお金がもらえる効果。
けっこうオトクなんだけど、「ここに魚置くと、誰かが長老使っちゃうしな〜」って感じであまり積極的にやらないアクションだったり

メンバーにもよるし、お金の不足具合もあると思うけどねー

■2人目の長老様

前編でも説明したとおり、ラウンドの開始時は漁 ボドゲ『ヌースフィヨルド』の長老 漁が終わったら、一番初めに長老様へお魚をご提供。ぎょぎょぎょ!
この長老のお魚、3つ集まると1つは自分のストックになって、他は捨てられる感じ。

長老様ってば、食べ残しちゃうのかしら。
返ってくるのは、ありがたいけど

その後のアクションフェイズで、長老ゲットアクションを実行して... 長老「水夫」 2人目の長老様ゲット。
彼は水夫。ギョギョギョ

あ、ちなみに魚系の長老ばっかり手に入れちゃってますが、違う長老もいますからね。

水夫の効果の欄に書かれていた「魚の給仕アクション」ってのは、中央オードにある、これ。 魚の給仕アクション 皿2つに魚を給仕できたので、金2と、水夫の効果で木材2をゲット

この皿の魚は、プレイヤーが長老を起動させるのに必要。
......って、案の定、私の手番が回ってくる前に、他のプレイヤーさんに使われてしまったーっ!

ってな感じで、みんなが長老持ち始めると、あっという間に皿の魚がなくなるのね〜。

■漁業なのに意外な建物

3ラウンド目。
資源を集めまくった私。 FullSizeRender 金貨、木材、魚がいぱーい
嬉しい

しかし集めて満足しているようでは漁業経営は成り立たない。
経営者として会社を強くするために多角化しなければ。
あの本にも書いてあったしな。

(画像はamazon)

みんな聞いてくれ。
我が社は、たった今から... ボドゲ『ヌースフィヨルド』の映画館 映画館を運営するぞーっ

なんてことない、9勝利点の建物ってだけなんだけどね。
効果は無し。ってかなんで映画館建てると勝利点取れるのかは謎。

「漁業会社が映画館始めた! あの会社スゲー」とか言われるからだろうか。
ってか、もう漁業会社じゃないじゃん!

さて話を飛ばして、4ラウンド目。 FullSizeRender Cの建物が配られた。 実は中央ボードに出ているのはAとBの建物だったのだ!

AとBの違いについては、俺に聞かないでくれ!
とにかく各プレイヤーにCの建物が2枚配られたのだっ!
(この人、勢いで誤魔化してる)

Cの建物は、たしかゲーム終了時に勝利点増やす系だったかな。
しかし配られたどちらも今の私のボードから考えると魅力的では無いなぁ...

でもこのままCを使わないと数ラウンド後に、誰でも建てられるように中央に並べられちゃうんだよなぁ...

この頃の全体はこんな感じ。 FullSizeRender にぎやかでイイ雰囲気

映画館みたいな勝利点になる建物も大事だけど、やっぱ資源活用も頑張りたいわ。
ってなわけで、私、森林タイルたくさん積んであるし... FullSizeRender 「木材貿易」をゲット
木材を金貨にできたら素敵だわー

金貨は建設に使う場合もあるし、ゲーム終了時には1個1勝利点になるしね

■株

そういえば、私が重要視しなかったばっかりに、まだちゃんと伝えていない要素が。

株。

各プレイヤーは2枚の発行済み株と、2枚の未発行株を最初から持ってる。
未発行株は、このアクションで... FullSizeRender 発行済み面にすることができ、ここの株は、誰でも買うことができる。

そして他人の株を買いまくった白さん... FullSizeRender たくさんの株

自社の株には、分配の際に魚を置かなければいけないので、白さんが持っている私(赤)の株に、私は魚を置かなきゃいけない。
って感じで、他人の株を持っていると魚が集まってギョギョギョとウハウハなんですよね。

しかもゲーム終了時に発行済み株は1枚1勝利点(自分の未発行株はマイナス1点)になるので、株大事だったかもなぁ〜。 今さら遅いけど

いや! 良い建物を発見したぞーっ FullSizeRender 未発行株を発行済みにできる「市役所」を建てて、未発行株を発行済みにできた!
マイナス1点だった株を1点にできたし、この「市役所」も2点の建物もだし、計4点行動だーっ!
(建築コストで金貨1枚を払っているので3点行動かしら)

■終盤

さて、いよいよ終盤。
何ラウンド目か忘れたけど、作らなかったCの建物が中央の場へ。 FullSizeRender 私にとって美味しい建物は一つも出なかった...
でも他プレイヤーさんにとっては、勝利点が結構あがるものが

最後の7ラウンド目が始まった! FullSizeRender なんとか勝利点を少しでも上げねば...

建築頑張って、個人ボードの空いているマスを全て埋めることができた!
個人ボードの空きスペースは、マイナス1点なので、マイナスがないだけでもイイ感じだ

結果、ゲーム終了時の私のボードはこんな感じになりました〜。 私のボード 積んだ森タイル使い切れなかったなぁ。
船も結局2つしか買えなかった…もっと大きい船買いたかった

全体はこんな感じ。 終了時全体 建物が1枚1枚違うので、人によって戦略が変わってイイ感じ。

そして建物点や、株の勝利点、金貨の勝利点、空きマスのマイナス点などを計算して勝ったのは… 勝利者 白さん。空白はマイナス1点なのに、それを上回る勝利点を取ってた
やっぱ株で上手くやったのは大きかったのかなぁ。

まあよくわからんが、負けてしまったわーん
でも楽しかったから良しとしよう。我が社には映画館があるしね

というわけで、ボードゲーム『ヌースフィヨルド』面白かったでーす。
ウヴェ氏らしさが出ているボドゲでしたが、ウヴェ氏のゲームにしては比較的軽めかな?
グラスロードをやったことがあったので、似たような個人ボードは分かり易かったでーす

私が遊んだのは英語版でしたが、ヌスフィヨルド(Nusfjord)日本語版、amazonで商品ページありました(追記時点)

amazon:ヌースフィヨルド 日本語版

以上、『ヌースフィヨルド』の【プレイログ・リプレイ】、“あっきぃらびっと(@akkiiy_rabbit)”でしたっ