あ...あっ...は、はじめまして こ、こんにちは
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わ...わたし、4番って呼ばれてます。
突然ですが、地獄って寒いんですよね。
だ...だから、暖かいものが欲しいんです...


手袋、帽子、あったかい料理。
走るアイロンという怪しいものもあります。
すごくあったかいんですけどね。


あ...お風呂も好きです。辛いことがあっても、お、お風呂は癒してくれるから...
あ、でも大王様たちも、あったかい物を狙っているんです...きょ、今日はお風呂入れるかなぁ...



ってな感じの悪魔(語りはイメージw)を含め、いろんな悪魔と一緒に(操って?そもそも自分が悪魔?)、とにかく温かいものを集めるボードゲーム、その名も「ダイスデビル(DICE DEVILS)」。


外装はこんな感じ。
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名前にもダイス。イラストにもダイス。
名前にもデビル。イラストにもデビル。


上から読んでも山本山、下から読んでも山本山と同じ!(違うと思う)


わかりやすいだけじゃなく色合いもステキなのがイイですね。



■ダイスデビルってどんなボードゲーム?


こんな感じの
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ダイスカップとダイスと、特殊能力をもった悪魔たちを使って、

こんな感じの
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暖かいものをダイス勝負で取り合うのだ。
(番号は得点。他に3つ同じの集めると追加点がある)


今回は6人プレイ。
たる田さんちの酒ラブ会でプレイさせてもらった


あ、そうそう、なんとなーく冒頭で伝わってると思いますが、適当ブログですので色々とご容赦くださいね。
初回プレイでリプレイ書いちゃったり、ルール間違ってたり、脱線が多かったりなボードゲームブログですのでぇぇぇぇっ



■君が僕のパートナーなんだね


まずは、悪魔を決めるため悪魔の番号トークンを裏返してよく混ぜ、引く。
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よーし、良い悪魔を引くぞー
それー


私が引いた悪魔は、「ダイス勝負に勝ちトークンを得た際、さらに手持ちの得点トークンを相手の手持ちトークンと交換できる」4番の悪魔。
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じょ...序盤弱くないっスか
あまりのショックにカメラも言うことをきかない(単なるピント失敗です


どうせなら「ダイス3つ振れる(そのうち高い目2つ選ぶ)」1番の大王悪魔とか、「出目低いダイス振るけど大王の余りダイスもらえる」6番とかが良かったなぁ...


ま、仕方がない
各自、自分の悪魔とダイス、ダイスカップを受け取った後、得点トークンを裏返し、真ん中に集める。
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スタートプレイヤー(1番の大王)が、この中から3つ適当に出して表にする。
これでラウンドが開始するのだ。



■ダイスをこっそり見て、勝負!


各プレイヤーは与えられたダイスカップの中で2つのダイスを振り、出た目をこっそり見る。
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おお9が出ているぞ。勝てるかもしれない。


確認が終わったら、1番の悪魔から順に3つ並んでいるトークンのどれが欲しいかを、手のマーカーを提示して示す。
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6人全員が選び終え、こんな感じになる。
そしてそのトークンごとにダイス目の合計勝負をし、高いほうがその暖かいものトークンを獲得できる。


私は5番さんと対決
5番さんの出目も9。
同値


同値なので振りなおし・・・ってはずなのに、5番悪魔は「同値の時に勝利」って能力だった
取れないトークン。寒い。寒いよう


そして早くも2ラウンド経過。
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これも負け
私の手元には、たった1つの温かいものも無い。


そして、「勝ったときに手元のトークンを誰かと交換する」って私の悪魔の能力は使えずじまい
このままゲーム終了時まで、寒いまま行くのだろうか...胃を使うような感覚が私を苦しめる。
さすがは、地獄



■おこぼれ


その後、私が欲しがったトークンに誰も入ってこなかったので、戦わずしてゲット
カップ内のダイスすら明かさずに、ゲットなのだ。
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「はい、これは誰もいなかったので4番さんの〜」
「わーい 初めての暖かいものゲットだー」
笑い
「さあ、じゃあ次は、ここの戦い〜せーの!」
ワイワイ ワイワイ


・・・ん?トークンをゲットしたはずなのに、なんだこのおこぼれを貰ったような、むなしさは…www
私の心を見透かしたように、見つめてくる4番。


「おこぼれ、もらっちゃいましたね」


ええい!うるさいわー!
4番めぇ〜知った風な口をききおってぇぇっ



次の手番、出目に自信があったので、1番さんがすでに希望を出しているところに挑んでみたら、6番さんも来た。
2点トークン。これが取れたら嬉しい
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・・・・・・ダメだた


数ラウンド経過後も、相変わらず私の手元には1点が1つ。
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早くも6個も持っているプレイヤーさんもいるというのに


誰かが10個集めるとゲーム終了
これでは追いつかない


いいさいいさ。
いつか勝って、私の1点トークンと相手の3点トークンを交換し...


この4番の強さを皆に見せつけるんだ!!
4番っ!お前とはゲーム終了まで添い遂げよう。



■勝てば悪魔の交換できるよ


数ラウンド後、私はおこぼれをもう1つゲットし、手持ちは2つ。
6つ持っていたプレイヤーさんは、8つになってしまった。


勝たせるわけには行かぬと、皆、そのプレイヤーさんが来たところに勝負を挑む。
ええいこれ以上やらせるわけにはいかん


私の出目をチラッと見てみると6と6の12。
これはいける


せーの
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勝った


競ったトークンを貰った挙句に、トークン交換。
・・・って個数あるのに1点ばかりじゃないかー


3点とかあったらウマミがあったのに
結局、交換は相手のセットコレクションを邪魔したぐらい。


しかし大切なことが一つ。
勝ったら、負けたプレイヤーの悪魔と交換できるのだ
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相手が持っていた3番の悪魔と、ウハウハで入れかえ。
(4番と添い遂げるんじゃなかったのか...)


この悪魔は、勝ったときに相手から1点のトークンを奪える能力。
顔といい、能力といい、どう考えても機能していなかった4番よりよさそう


すまん。4番...もう君とはやっていけないんだよ


勝てば相手のトークンを奪えるならっ!
と、果敢にチャレンジ。
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悪魔が変わった私に怖いものなどない



■運命の赤い糸


──そとは激しい雨。その雨の音で、かき消えそうなノックが聞こえた。
私はそっとドアを開ける。



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「き、来ちゃった...


雨に濡れた4番がうつむいている。
「お、おまえ・・・」


二人の間に少しの静寂が流れる



「どうしてあたしのことを捨てたのよぅぅぅぅぅぅっ!!」
泣き崩れる4番。


不器用なやつだったが、そういえばこいつ、いつも俺のそばで笑ってt───



───って、ちがーう!もどってくるなぁぁぁぁぁっ!

結局ダイス目で競り負けて、3番が奪われ、4番が帰ってきてしまったのだ



■ゲハハハハ 振りなおしたまえ


しかし、4番の押しかけも空しく、一度壊れた関係はそう簡単には修復できない。


僕たちの別れは、すぐにやってきた。
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うまいことダイス勝負に勝ったので、相手が持っていた2番をゲットしたのだー


なんですかねアイツ?4番って言いましたっけ?
やけに辛気臭いヤツでしたな!


ま、兄さん、安心しておくんなはれ!
ワイが来たからには、もうあんたに寒い思いはさせませんで!

そうドヤ顔で話していた彼は、勝負のたびにこういうのだった。


「ゲハハハハハ 君。その生意気なダイスを振りなおしたまえ」


この2番の悪魔は、勝負時に相手のダイスを振りなおさせることが出来るすごいやつ
出目を見て、負けているとわかってから振りなおさせるから強力。
4番との差は歴然w


そしてプレイはいよいよ終盤。


この2番のおかげでそこそこ点を取れたものの...
結局、普段は出目の低いプレイヤーさん、そう──たるd...おっといかんいかん。
「なんでそんなに今日は調子がいいの」などと言われながら、そのプレイヤーさんが10個のトークンを獲得してゲーム終了
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セットボーナスなども入って、そのプレイヤーさんのダントツの勝利でしたっ!


いいなぁ〜。もうちょっとトークン欲しかったなぁ
ちきしょう4番め!


・・・と思いながらも、少し4番に愛情を感じる“あっきぃらびっと(@akkiiy_rabbit)”でしたw


ダイスデビル、ワイワイできる楽しいかったですねー
悪魔の能力や交換、大王の出目の余りを6番が貰うなど、皆が他の人の出目を気にする要素もあって良かったです


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中古ボードゲームダイスデビル (Dice Devils)