あぁっ!縫い物したいっ!
そんな気分、毎日ありますよね(マジか...
)
今回は、そんな貴女や貴方のためのボードゲーム、ロココの仕立屋/Rokokoのレビュー。実際に遊んでいる様子を紹介するリプレイ形式でお伝えしますです。
パッケージはこんな感じ。
ステキなお姉さまがこっちを見つめていますわ!
(画像は駿河屋)
この『ロココの仕立屋/Rococo』はプレイヤーたちが仕立て屋稼業となって、舞踏会に参加する紳士淑女のステキなドレスを作ったり売ったりして、得点を稼ぐボードゲーム。
2013年のエッセン新作だとか
■目次
- 『ロココの仕立屋/Rococo』の情報
- 6種のアクション
- 中央ボードのいろいろな場所
- プレイスタート リングにマーカーを置くっ!
- 初めてのドレス
- 雇う一方…
- 最上階は人気です
- 女王様
- 見たことない追加アクション弟子が!
- 我が野望は全フロア制覇
- ギリギリまで服を作るわ仕立屋魂!
- 最終ラウンド ついに待ち人来たり
- 最後の手番は換金換金
- ゲーム終了で「たまや〜」 得点計算
■『ロココの仕立屋/Rococo』の情報
- ボードゲーム名
- ロココの仕立屋
- Rococo
- ゲームデザイナー
- マティアス・クラマー氏
- シュテファン・マルツ氏
- ルイス・マルツ氏
- プレイ可能人数
- 2〜5人
- プレイ時間
- 60〜120分
- 対象年齢
- 12歳以上
追記:この『ロココの仕立屋』、2021年4月に『ロココの仕立屋 リニュアル豪華版 完全日本語版』が発売されているんです!
イラストが豪華になり、内容物も一新され、拡張も入っているとか!! プレイ人数は1〜4人に変更になって入るっぽいですね〜。最後に完全日本語版公式ページ貼っておきますね。
(画像は駿河屋)
■6種のアクション
リプレイの前に、適当に説明。
まずは私たちにプレイヤーボードが配られた。
プレイヤーボードには、アイコンで手番にできるアクションが記載されている。
ちなみにアクションは6種類。左から…
- スタP取る
- 布買う
- 縫う
- 雇う
- 派遣(破棄)
- リングにマーカー置く
左上に写っている初期資源は、レース(白キューブ)と糸だっけかな。
あぁ、ちなみに“なんとなくボドゲがわかりそうなブログ”ですので、端折ったりとか色々とご容赦くださいませ〜
さて話を戻して。各自には、スタート時の自分のカードが配られた。これを山札にして自分のデッキとする。
この5枚から、3枚を1ラウンド目の手札とする。
残り2枚と、1ラウンド目に使ったカードのうち1枚が2ラウンド目の手札になる。
自分の手番にアクションを行うためには、カードを1枚プレイする必要がある。
カードによって、アクション後に行える追加アクションや特典がある感じ。
さらにカードの種類は…
- 見習い君
- 中堅君
- 親方
3種があり、人物の顔や裁縫道具――ほら、あれ…なんていうんだっけ指にはめるやつ――で分けられており、偉さに応じてできるアクションに制限があったりする。
ちなみに、上述の3種のカード名はテキトーです。
■中央ボードのいろいろな場所
まずは、中央ボード全体。
アクションに対応するいくつかのスペースがある。
こちらは布売り場。
布タイルは、取得するときに上下どちらかを選ぶ。上ならそのタイルがその色の布として使える。
下なら、タイルは捨て、対応するレースや糸のトークンが貰える。
...ハイ。
解説続けます。ここでは、服を縫うために必要な布と、レースなどが描かれた型紙が貰える。ってか買う。そして買ってすぐに縫う。型紙が置かれた上に描かれているコインアイコンの金を払う。
必要な布などを使って完成させた服は、裏返せば貴族に服を着せたことになり、中央の舞踏会スペースに置けるし、勝利点になる。
服を着せないで、服をそのまま換金することもできる。
その場合に貰える金額が型紙に記載されているコインアイコンに描かれている。勝利点にはならない。
あーん こんなんじゃまた記事が長くなっちゃうよー
というわけで、さらに端折るからね
はい。こちらは服を着た貴族を置けるスペース。
置く場所によって、制約があったり、特典があったりする。
部屋っつーか、建物内のスペースは5フロア、あと建物の屋上と噴水広場(?)に分かれている。
ハイ次。こちらはハローワーク。
新規職員(カード)を雇う場。早い者勝ち。一番最初に買うと選べる分、支払う金も高い。
金取るんじゃハローワークじゃないか
買ったカードは即、手札に入る。
ってことは、そのラウンド中にアクションとして使えるってこと。
ラウンドが進むたびに一新され、ここの山札が無くなったらゲーム終了のサイン。
6ラウンドぐらいで終わるんだっけかな...もうちょっと長かったかな? うろ覚え
写真に写ってないが、このカードの横にはスタートプレイヤー(スタP)を示す女王様カードがオープンで置かれている。スタPを取るアクションをすると、その女王様カードを手元に置き、5金もらえる。
さ、解説ばかりじゃつまらないので、リプレイ行きますよ〜細かいルールは他サイト様や、当ブログリプレイの雰囲気で察して
■プレイスタート リングにマーカーを置くっ!
今回は5人プレイ。先日参加したボードゲーム会でプレイさせてもらった。
ちなみに私は過去2回プレイ済み。経験者なのだ!ちょっと有利かもしれない。
色は“ヘルメットがなければ即死だった”の赤を選択(意味が分からなくていいですわよ)
職員を雇うかどうかすごい迷ったけど、初手で噴水のところにあるリングに、所定の金額を払ってマーカーを置いた。
写真だと、上〜のほうね。見えないかも。
参考までに以前にプレイした時の噴水の写真貼ります。
ちなみにこれは3人プレイのボードだっけかな?
たしかプレイ人数で中央ボードが少し変わったような記憶。
この噴水、上下に分かれており…
- 上:自分のマーカーがあるリングにつき、ラウンド開始時に1金
- 下:自分が置いた貴族につき、ラウンド開始時に1金
各列に自分のマーカーを2個は置けない。
そんな感じで、ラウンド開始時に通常貰える5金に、1金追加が確定。
これからリングにどんどんマーカーを置いていくぞー
自分の手番には、こんな感じで手札からカードを捨て札置き場に出して、任意のアクションを行う。
見習い君をプレイ。通常のアクションを行った後、この見習い君は、追加アクションで布を買いに行けるので、布ゲット
ドレスを作る準備。仕立て屋稼業ですから
■初めてのドレス
布と糸が揃ったので、服を作るアクションを実行。
貴族に着せようかとも思ったんだが、リングにマーカーを置くのにお金がいるので、作った洋服を売却〜。
18金になったぜイエイ
売ってばかりじゃ勝てなそうなので、ちゃんと貴族に着せて得点にしないとなぁ。
そしてどんどん埋まっていく噴水。
上の噴水を取った私も、急いで下の噴水にマーカーを置く。
これで服を着せた貴族がお金にもなるぞ
まあラウンドが変わるたびに定期収入の5金(だっけかな?)が入るんだけど、それじゃお金足らないんだよね。お金かかるアクション多いし〜
■雇う一方…
こちらは、親方で中堅職員を雇いに行った時の写真。
布購入アクションが追加でできる子。いやぁイイ職員が入った。
これで私のデッキは合計6枚ってことになった。
1ラウンドに使う手札が3枚で、残りを次のラウンドに使うので、このままでは手札が固定されてしまう・・・。5枚なら、次のラウンドに固定されるのは2枚で、もう1枚は捨て札の中から任意に選べるから都合がいいんだよね。
アクションには「派遣」というものがある。どこかに出稼ぎに行ってお金を稼いできてもらうようだ(帰ってこない)
手札、捨て札、山札の中から任意の1枚を選び、破棄してお金にするのだ
写真だと、一番下っ端の子のアクションで中堅職員を派遣。
「先輩使えないんで、派遣に行ってくださいよ」
想像するとキツイわー
そしてカードの下に描かれている7金をゲット。
うっしっし。これで私のデッキは5枚になった。
とはいえデッキを増やす戦術もあると思う。私は管理しやすい少ない枚数が好きなだけ。
■最上階は人気です
何ラウンド目だったかなぁ。たしか中盤に行くか行かないぐらいの頃。 どんどん埋まっていく舞踏会会場最上階。
私も焦って、布追加アクション見習いなどを駆使して布を集める。
作ったのは、たしか緑の布3枚も必要だったドレスだった記憶。
今回は貴族に着せて最上階へ配置。
この4点の服を作成。これはなかなか良い選択だった気が。
ぎりぎり最上階に滑り込んだ感じ。
ほら。他の階はポツポツなのに、最上階だけ人気。
なぜって、最上階にいる貴族はゲーム終了時に花火席に移動できる。
花火席には2倍〜3倍の数値が描かれており、ここに自分の服を着た貴族を置けると、その服の点が増えるって感じ。
でも、ただ最上階に居るだけじゃダメなのよね。花火席はお金で買うの。リングになっているのでマーカーを置く感じ。もちろん早い者勝ち。
4点の服を最上階に置けたので、なんとしても花火席が1つ欲しいところ
■女王様
さて、時間を飛ばして数ラウンド後。
早い者勝ちの要素が多いので、やっぱスタP大事だよなぁ・・・なんて毎ラウンド思っていたんだが、他のアクションに気を取られているうちに、たいてい他のプレイヤーさんに取られていた。
このままではイカン!誠に遺憾!
ってなわけで、思い切って・・・
スタートプレイヤーをとったよ!とーちゃん!女王様が来たよ!
たしかもう中盤だから、これから強い職員カードどんどん出てくるし。
スタPを取るアクションでは、先ほどの女王様カードを手元に持ってきて、5金貰える(最後のラウンドなら3点)
女王様に気に入られることで、他のドレス屋さんを差し置いて色々選べるってイメージなのかしら。
このラウンドは、赤いドレスを作って配置。
各階には、占有ボーナスっていうかなんつーか、自分のドレスを着た貴族をたくさん配置していればその階のボーナス得点がゲーム終了時に貰える。
同値ならより良い席に配置しているなどで決めるみたい。
どっかの階を制圧したいなぁ〜。
■見たことない追加アクション弟子が!
さて、追加能力が微妙な初期のカードが多い私のデッキ。
そろそろなんとかせねばと思っていたら、良さそうな子が売りに!・・・いや、求職者として並んでいる!
早速親方が赴き、裁縫(型紙買ってドレス作成)が追加でできる子を取得。
しかも、マイナス赤布2枚と描いてあるので、この追加アクションで作る際にこの付加効果も有効ってこと。
職員を雇う(カードを買う)アクションは親方しかできなんだよね。っつーか、親方は全アクションができるので、見習いと中堅はできないと言うべきか。
そして減っていくハローワークの山札。
おおぉ。もう少しでゲームが終わってしまうってことかぁ。
ラストスパート頑張らねば
ちなみに隣に写っている見習い君は、追加アクションで布を1勝利点にできる子。
布はなくなっちゃうけどね。こんな感じで最初には想像もできなかったような、いろんなアクションができる職員が増えてくる
■我が野望は全フロア制覇
さあ時は終盤。
序盤に噴水に置いたことで定期収入が増えているので、ドレスは時々お金にする程度で済んだ。
あとはひたすら服にして、私は各階に赤のマーカーを置けるように努力。
階ごとのボーナスも魅力なんだが、全ての階にドレスを置いた人へのボーナスも魅力。
一番最初に達成すれば8点も貰えるんだもの!
この頃には2箇所しかない3倍の花火席も無事1箇所確保。自分の赤いマーカーを置く。
3倍...そして赤。3倍速い赤。赤い彗...ふふふふふふ。
という想像は、一人で楽しむことにして脳内に留めておいた
これでゲーム終了時に最上階にいる4点の貴族を3倍の花火席に置けることが確定。12点確定
なぜ先ほど全ての階制覇ボーナスを紹介したか、ニュータイプだったりコーディネーターだったりする諸君にはお分かりでしょう!
各階に置いたら、写真の左上のほうに写っている場所に自分のマーカーを置いて、8点ゲット
全フロア配置達成〜
■ギリギリまで服を作るわ仕立屋魂!
さあもうちょっとでゲーム終わっちゃうけど、ぎりぎりまでドレスを作るぞ
というわけで、この布を使って・・・
4点の黄色いドレスを作れた!
親方のアクションで作ったドレスなので、親方が作ったドレスしか置けない場所に置けた。
階の占有ボーナスを算定するときに、同じ数のプレイヤーさんがいたりすると有利。
でも全フロア制覇を狙ってしまったので、1位をとっている階は無いかなー。
最終得点はどうなるのやら。
■最終ラウンド ついに待ち人来たり
そしてついに最終ラウンド。
経験者である私は、とある親方を待ち望んでいた。
それを取得するために、スタPもしっかり前のラウンドにゲット。
予定通りキタ━━━━ヽ(・ェ・`)ノ━━━━!
一番右の親方。
最初のアクションで真っ先にゲット
この親方が欲しかった理由は、通常であればゲーム終了時に10金が1勝利点にしかならないのに、この親方の追加アクションを使えば・・・
3金で1勝利点になる
これは大きい
そこそこお金も集まっていたし、これがゲットできたってことは最終ラウンドはお金を集める行動を頑張ればイイってことだ
■最後の手番は換金換金
その後のアクションは職員を派遣に出してお金を稼いだりして、来るべく換金タイムに備えてお金をゲットできるようなアクションを続ける。
そして最終ラウンドもいよいよ最後の手番となった。
中央ボードには様々なドレスを着た貴族がずらり。
最終的には、全ての色のドレス(4色)作れた記憶。1色ごとに勝利点2点(最大8点)って噴水リングもあったけど、そこにマーカーを置ける手番は足らなかった。
お金集めを優先しちゃったからだけどね
そしていよいよ最後のアクション。
もちろん先ほど取得した例の親方を手元からプレイ
43金も持っていたので、勝利点14点になった
こ、これはかなり得点を取ったんではないだろうか
そしてゲームが終了し、ワクワクドキドキの得点計算〜。
■ゲーム終了で「たまや〜」 得点計算
最終得点計算では、決められた手順で勝利点を計算していく。
そして、最上階の方々を花火席へご案内〜。
私は3倍の花火席が良かった! 4点のドレスを予定通り置き、12点ゲット!
「どうです〜わが社のドレスは花火にも映えるし、ステキでしょ」ってな感じかしら。
まあ花火席2つとか確保しているプレイヤーさんもいたので、花火席で一番点を取ったってわけでもないんだけどね
フロアボーナスなどの計算を経て、自分が作った服を各自手元に回収して勝利点を合計する。
お金集めに結構走った気もするけど、私が作った服はこんなにあった
そして全ての勝利点を合計し、最終得点は・・・
65点で私の勝利
やった〜
親方のおかげかしら。序盤のリングも良かったかな。花火席も
そうそう、ちなみに最終的な私のデッキは...
この4人に。お、意外と初期のカードがあったなぁと。
派遣でお金稼いだりしてたのに。
またプレイしたいな〜。
今度プレイする時も、あの親方待ち戦略になっちゃうかな...いや、男女のドレスのペアごとに勝利点とか、緑のドレスごとに勝利点とか、いろいろな追加アクションを持つカードがあったので、そういうカードを活用してみたいなぁ...と思いますっ
ドレスを作るボドゲは初めてやりました。ボードゲームのテーマって尽きないですね
途中で紹介した『豪華版』についてはこちらをご覧くださいませ〜
以上、ボードゲーム『ロココの仕立屋』のレビューでした。あきらびこと、“あっきぃらびっと(@akkiiy_rabbit)”がお送りしました
コメント