16世紀のスペイン、発見された新大陸の富を求める船主となって、遊べるボードゲーム(カードゲーム)『新世界(Mundus Novus)』を入手したので、ツレと2人で早速プレイ。

パッケージはこんな感じ。
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なんといっても、イラストが素敵。

早速カードスリーブに入れて大事に扱うことに(リンクはAmazonです)

さて。いつものように、ザックリ&断片的に紹介。

カードは10種の資源カードと、発展カード(種類様々)に分けられる。
プレイヤーは発展カードを使用して自分?自軍?を強化しつつ、お金を稼ぐ。


このゲームでは、お金の単位はダブロン。

風邪にはパブロン。お金はダブロン


■終了条件


『新世界(Mundus Novus)』の終了条件は3つ。
  1. ラウンド終了時に誰かが75ダブロン以上持っている。
  2. ラウンドの終了時に誰かが、完璧なセット(資源カード1〜9+インカの遺物)を作った。
  3. 共通の場に出ている発展カードが5枚未満になった。

1.3では、一番ダブロンを持っている人が勝ち。
2は、1より強く、完璧なセット作った人が勝ち。セットを作った人が同時にいたなら、作った人のうち、より多くダブロンを持っている人が勝ち。

・・・だったかなぁ。
ちょっと簡潔にしちゃったので違うかも。違ったらごめんなさい。


■ラウンドの流れ


ラウンドの流れは、
  1. イベント
  2. 補給
  3. 交易
  4. 発展
  5. 最初に戻る
の順で進んでいく。

「イベント」は、共通の場に置かれた発展?カードの左下のマークで決まる。
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火事が起きたり、海賊がきたり。
倉庫にカードを置けなくなったり、資源カードを捨てたりしなくちゃいけなくなる。

「イベント」が終わると、「補給」。

「補給」では、資源カードが各プレイヤーに5枚配られる。

資源カードは、1〜9と、インカの遺物があり、こんな感じ。
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うーん美しい

カラベル船を持っていると、さらに資源カードもらえる。


「交易」では、交易長が交換したい資源カードの枚数を2〜4枚で宣言。
宣言されたカード枚数を各プレイヤーが出す。

出されたカードに書かれた数字の合計が一番高い人が次の交易長。

交易長が自分以外の出されたカードを取る。
取ったカードを、共有の場に最初から出ている3枚の資源カード(市場と呼ぶらしい)のどれかと交換し、市場内のカードをもらうこともできる。

カードを取られた人が、また誰かのカードを取る。
市場カードを上述同様のルールで取っていい。

ま、そんな感じで出されたカードが尽きるまで交換。


終わったら、「発展」のステップ。


発展でできること


「発展」では、持っている資源カードを使って、発展カードを取ったり、お金を稼いだりできる。

できるのはどれか1つ。
  1. 同じ種類の資源カードを集めると、決められている場所から発展カードを選んで取れる。
    (数字の大きい資源カードを集めたほうが選択肢が多い)
  2. 違う種類の資源カードのセット4枚以上でお金がもらえる。
    (枚数が多いほうがお金がたくさんもらえる)
  3. インカの遺物カードでお金をもらう。
    (枚数が多いほうがお金がたくさんもらえる)

そしたら、ラウンド終了。
ここでポイントなのが、資源カードをラウンドの終了時に全部捨てるということ。
その後、最初の「イベント」に戻る。

発展カードによっては、ラウンド終了時にダブロンがもらえる。
これは嬉しい。

・・・ふぅ。あまりゲーム内容解説しないつもりだったけど、勢いで書いてしまった


■プレイの様子


で、肝心なプレイはというと。

手探りながらも、運良く同じ資源が揃ったので、倉庫をゲット。
喜んでいたら、ツレも同じ資源が揃っていたらしく、ちゃっかりカラベル船をゲットしている。

倉庫は、倉庫に指定された枚数のカードをストックしておける発展カード。
カラベル船は、「補給」の際にカラベル船分の資源カードをもらえる。

「倉庫もいいけど、カラベル船もいいねぇ〜」とツレ。

早くも、倉庫番vsカラベル船団 戦争勃発か

「ま、テストプレイですから、ルール確認しながらやりましょ」
と、言いながら、


新たに共通の場におかれる発展カードを、さりげなく、しかし、しっかりとチェックしている倉庫番と船長

私が買ってきた
オランダ煎餅
オランダ煎餅を勝手に開けて食べ始めた食いしん坊な船長


よし、アイツを今から密かに煎餅船長と命名しよう。

2ラウンド目の発展でも、やはりカラベル船を手に入れる煎餅船長。
倉庫番の私は、同じ種類の資源カードがなかったので、違う種類を集めてダブロンをもらうことに。

やってやる。俺をあごで使い、オランダ煎餅を奪ったアイツに負けてたまるか。


そう言ったものの、4ラウンドを経た時に倉庫番の手元にも何故かカラベル船ww

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うらやましさに戦略がぶれました


だって、カラベル船の数値が1だったんだもん。

カラベル船の合計値が最も低い人が、「補給」ステップのときに、船効果で共通の場に出た「資源カード」を先に選択する権利がもらえるんだよね。


一方、煎餅船長は、「Gonzalo Pizarro ゴンザロ・ピサロ」君を買収しやがった。

この発展カード、持っているカラベル船の最も高い数値をゼロにできるカード。
これで、結構な枚数のカラベル船を持っていても、一番高い数値のカードは合計に反映されなくなり、資源カード取得にアドバンテージが得られやすくなったわけだ。

カラベル船団の特徴を活かすカードだ。

ニヤリ

チィッ オランダ煎餅を噛みちぎりながら、余裕の笑みを浮かべやがって


余裕の笑みを見た倉庫番は、決意を改め、倉庫を買う。
船長の船団を増やさないために、倉庫がないときには、カラベル船を買うことにしてみた。
これが意外と効果があって、倉庫で次のラウンドの戦略に合わせてカードを取っておき、さらにカラベル船で資源カードが毎ターン潤沢に。

ある程度発展をしたので、潤沢な資源カードを利用して、違う種類の資源を一度に出し、ダブロンを大量にゲット。
勝利条件である、75ダブロンを目指すのだぁ〜。

そんな感じを繰り返して行き、65ダブロンを集めた倉庫番は勝利まであと一歩。
倉庫にたくさんのカードがあるので、確実次のラウンドで勝利。

目ざとくそれに気づいた煎餅船長。
次のラウンドで、なんと資源カード9種類のセットを出し、25ダブロンをゲット。

「これで、私も75ダブロン越えた」

やるではないか、煎餅船長。

しかし、私も負けじと資源カード8種類セットで20ダブロンゲット。
あわやと思ったが、ダブロンを数えてみると私は90

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煎餅船長は、そこまで行かなかった。


ぬははは! 煎餅なぞ食って余裕こいているからだ〜


と、思ったものの、口に出さずに我慢我慢。
初プレイ早々に、我が家の「禁止ゲーム」になったら困るしね


■感想と通販情報


新世界、良いゲームです。アイコンもわかりやすいし、カードも美しい。
軽すぎず、重すぎない、良ゲームでした。
6人までプレイできるので、人数増やしてやったら、また違った展開で楽しいかも

新世界(Mundus Novus)は、駿河屋に商品ページありましたが売り切れでした〜(追記時点)

ボードゲームムンドゥスノーヴス<新世界> (Mundus Novus) [日本語訳付き]