迷宮とも言える、こんな廃坑の中に、み、水があるだと!?
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ま、まるで大きな井戸じゃないか!?


私――戦士ソーン――は、急いで水へと飛び込んだ。

(エリア11番、秘められし湖に入ったら湖イベントカードをめくる)


おい! 見てくれ! 何か煌めいたんじゃないのか!?
精霊か!? (井戸の)精霊でも出てくるんじゃないか!?
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「ソーン、何もないじゃないか。」
「そうですよ。廃坑の中と言えども、ここは湖。井戸の水とは違うように思います。」


顔が熱くなる。
私としたことが...井戸の水を求めるあまり、大人げなく興奮してしまったようだ。


「そんなことよりソーン、怪物が湖に入ってきたぞ!」


け、汚らわしいっ! 
この澄んだ水に入る資格は...貴様には、ないっ!


「行くぞ! すぐに皆で倒すんだ!」
私たちは湖に入ってきた怪物――ゴルより強力な怪物――スクラルへと突撃を開始した。



(という言わけで、今日はボードゲーム「アンドールの伝説」の伝説4のリプレイです。恒例となった、私が使用した戦士ソーンの一人称小説風です。伝説3までの記事などは、タグ:アンドールの伝説からご覧くださいませ〜。なお、基本的にゲームプレイに基づいていますが、キャラ設定等、私の想像が加わっているお話となりますのでご注意ください)



■2人の仲間


私たちの猛攻に耐えられるスクラルではなかった。
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「いい連携だったな」

(共同攻撃では、それぞれの攻撃力やダイス目を合計できる)


構えていた矢を矢筒に戻し、声をかけてきたパスコと握手を交わす。
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今日は、共に冒険を繰り返してきたチャダはいない。
チャダと同じ弓の名手パスコは男だ。今日は男3人でこの廃坑へとやってきた。

(射手は隣接マスから敵を攻撃できる)


「凄い気迫でしたね。」
肩で息をしながら声をかけてきたのは、リファルドゥスだ。
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彼は魔法使いだ。魔法を駆使して、私たちの攻撃力を高めてくれる。

(共同攻撃した際にも、自分もしくは仲間のダイス1つを裏返しにすることができる)


わたしたちは、まだ目的を達成してはいない。
この湖は廃坑の中腹といったところか。まだ先はありそうだ。


廃坑へと続く霧深き森に着いたのは昨日、いや一昨日のことだったろうか...




■始まり――霧深き森――


「まもなくハッルガルド侯爵がおっしゃっていた廃坑だと思います」
「ひどい霧だな」


私たちが廃坑近くの森にたどり着いたとき、そこは霧に覆われていた。
「霧を抜けるしか道はないようだな」


「この霧の奥に廃坑の入り口はもちろん、薬草やルーン石があるという情報があります。」
「――手分けして行こう。」
魔術師に続いて、射手パスコが言った。


「じゃあ、私が――」
「――俺がルーン石を、リファルドゥスは薬草を。」


私の発言とパスコの発言が同時になり、自然と私は発言を控えた。
少しせっかちにも感じるが、パスコは手際よく分担を決めた。
頼りになりそうなやつだ。一方、私は…


「ソーン、君には行くべきところがあるだろう。」
パスコが太陽のような笑顔で、力強く私の両肩をつかんだ。


「アンドールを3度も救った男、勇者ソーン。4度目も救うんだろ?」
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そうだ。私は3度に渡ってアンドールの危機を救った。いや、本当に救ったのだろうか...危機的な現場に居合わせただけじゃないのか。本当に私が関わったからなのか...私じゃなくても...


「この望遠鏡で霧の中に潜むものを明かしながら、ソーンは井戸へ進んでくれ!」


井戸! あぁ......そう! 井戸だ! 生命の源だ!
あの澄んだ水が喉を潤した時! あの感動、あの漲る力、それを正確に表現することは私にはできない。


私は、パスコから望遠鏡を受け取り、走り出した。
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「ああ! パスコ! ありがとう!」


パスコはルーン石へ、リファルドゥスは薬草へ。
私は望遠鏡で霧を晴らしながら井戸へ。


あぁ…見えてきた…あそこにたどり着けば、何かが変わるんだ。
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井戸は暖かく私を待っていた。
澄んだ水をじっと眺め、自分の喉がなった。このタイミングで飲むのが一番うまいんだ。


おお…これだ! これのためにアンドールを旅していると言っても過言ではない!
生きる。生きる意味が分かる。体の奥から生きろと励まされるのだ!



うぉぉぉぉっ! アンドールを救うのは私だ! 戦士ソーンだ!!
(ソーンだけ、井戸水を飲むと意志力+5。他のキャラは+3)


そんな時、伝令から知らせが届いた。
ハッルガルド侯爵は、勇者たちを急かした。怪物どももまた、価値ある宝石を狩るために放たれたことを悟ったからだ。
(出典:アンドールの伝説 伝説4物語カード)
怪物!? 奴らにくれてやるのは宝石ではない! 我が剣だ!


夜になり、我らは廃坑の入口についた。
「この入り口に所定価値分の宝石や金貨を集めるのが今回の目的です。怪物どもがいる以上、慎重に行動すべきでしょう。日も沈みました。今日はここで野宿をしましょう。」
リファルドゥスが言う。

(3人プレイでは42金貨分が必要)


今にも突入したい気持ちだったが、ここは賢明な魔術師の判断に従うのが良いと判断し、我らは休むことにした。



■夜明け


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怪物たちが活動したであろう夜を経て、夜明けが来た。そして伝令が不吉な報を持ってきた。
この廃坑から逃げ出したい怪物もいるようだ。どんな災厄がヤツらをアンドールの平原へと解き放つというのか?
(出典:アンドールの伝説 伝説4物語カード)

時間が無い。そういうことか。
怪物は宝石を奪い、さらにアンドールの平原へと移動し、災厄を振りまくのか。
一刻も早く、廃坑にて目的を達成し、城へと戻らねばなるまい!


「よし! 出発だ!」
漲る勇気は十分だ。


ぼっかり空いた黒い口へと、我らは力強く踏み出すのだった。
怪物以外の危険があるとも知らずに...



前編は以上でーす
久しぶりのソーン君登場でしたが、なんとか書けました 楽しんでいただけたら嬉しいですが、楽しめなかったらゴメンナサイ


ボードゲーム アンドールの伝説、駿河屋に中古があるみたいでーす(執筆時点)

中古ボードゲームアンドールの伝説 完全日本語版 (LEGEND OF ANDOR)

amazonには新品があるみたいでした。

アンドールの伝説 完全日本語版


中編書けてます〜
【続き貼り付け予定地】

以上、あっきぃらびっと(@akkiiy_rabbit)がお送りしましたっ